26.10.01 極 貧 NO.561
生活保護法ができたのは昭和25年ですから、それ以前の生活困窮者はどうやって命をつないできたのか解りませんが、昭和25年以降でも生活困窮者で
実際に生活保護を受けた世帯は極めて少なかったものと思われます。
棟続きボロ家の借家住まいの我が家でも、生活保護を受けていなかったくらいですから、よほど生活が苦しい人でないと支給されなかったものと思われま
す。 その極貧時代に育った人たちには、強烈なハングリー精神があって、例のバブル時代には巨額の金儲けをした人が輩出しました。
末野謙一・許永中・伊藤壽栄満・佐川急便会長・焼き鳥チェーンの中岡信榮・などなどです。
特捜検事の田中森一(ヤメ検・・・ヤクザなどの反社会的勢力の弁護で有名)もそうでした。
彼らはハングリーだった反動で、金儲けのためには命を賭けて狂奔し、そして時流に乗って巨額の富を得た。
でも、所詮は昔からの金持ちと違って、金儲けはできてもそれを維持する術には致命的な欠点があったのでしょう。
だから、バブルの崩壊とともに消えてしまいました。 攻めるよりも、守方が難しい。