26.10.09 病 膏 肓 NO.568
「やまいこうこう」と読みますが、今や90%以上の人は「こうもう」と読みます。 「もうもう」と読むことを「百姓読み」といいますがお百姓さん(農業)をバカ
した呼称です。 でも、そのうちに「こうもう」と読むようになるでしょう。 体の中の一番奥深いところの、なかなか治療出来ない病気になることを言
います。 転じて、なにかに夢中に(やみつき)なって人の忠告を聞かない状態になる人のことを言います。 私のマジックの師匠がそうでした。
誰も仕事を持っていたりして、他にやることがあってなかなか練習に時間をとれません。 マジックなんて所詮遊びの領域でしかありませんが、難しい技を
習得するためには1~2年、さらに困難なものは3~5年とかかり、素質がないとできないものもずいぶんとあります。
でも、彼は言う。 毎日毎日が練習だ! 朝・昼・晩・食前・食後、日〃練習・訓練だ! そうしないと一流のマジシャンになれない!・・と
「マジシャンに非らずば 人に非らず」みたいなことを言う。 遊びのためにすべてを賭けるなんてバカ化ている。
彼は大企業の社員だったらしいが、そんなことでは一流の社員にはなれないでしょう。
定年後引き止められて嘱託になるということもなく、「一流の?」マジシャンを目指しておられる。 それはそれでいいんだけれど・・・・。