26.10.06 稼 ぐ NO.565
A君は「稼ぎに追いつく貧乏はなし」とは貧乏人は「稼ぎ」という目的地には到達できないものだと主張する。 働けど働けどわが暮らし楽にならずじっと手を
見る(石川啄木)と言ってるじゃないか!? T君はそうじゃない、一生懸命に働けば「貧乏神」はその人についてこない、という意味だと譲らない。 A君もT
君もともに貧乏な家庭だった。 新聞社の編集部に電話を入れたが応えてくれなかった。
それから25年、T君はそれこそお金の亡者みたいになってガメツく「働き」かなりの財を成しましたが「ワーカーホリック」(仕事中毒)なって、40歳に満たない
年齢で死んでしまった。
それから37年一方のA君は財はなしえなかったが、77歳まで生き延びてパソコンを習い「稼ぐに追いつく貧乏はなし」という言葉をパソコンで検索した。
するとインターネットの解釈ではT君の言い分が正しいことになっていることを発見。 でも、そうでしょうか? いまどき一心不乱に働いて貧乏から脱出
できるのでしょうか?
たとえば介護の仕事、これだけでは生活が成り立たない。 夜の時間を裂いてバイトに励んだって年収は200万を出ない。
これでは結婚もできないし、まして、子供を産み・育てる事などとてもできない。 インターネットの解説を変更する必要がある。