2610.13 歩 行 者 優 先 NO.573
日本には素晴らしい習慣がある。 道路通行における「歩行者優先」です。 自動車を運転している者の立場としては、携帯電話を掛けながらの歩行者や
ウオークマンを聞きながら交通の安全も確かめないで、我が物顔で歩行している横柄な歩行者には眉を顰めますが、それでも歩行者優先は守るべき文化
です。 淀川の希少種「イタセンパラ」(弱者)を守るのも、それはブラックバスやブルーギルなどの外来の強者が河川を支配すると、生態系が崩れいずれ
は人間が住む環境そのものが破壊されることに繋がるからでしょう。
「適者生存」(ナショナルセレクション)、つまり、生き残れるものだけが生き残るんだという考えの人もいますが、そんなことでは人間の社会は成り立たない。
最後に残るのはたった一人だけになってしまう。 社会的弱者を保護することが、結果として人間の社会そのものを守ることになる。
なのに、弱者たる庶民から消費税を過酷にふんだくって、強者たる大企業の法人税を限りなく安くするなどと言うお手盛り政策は、人間の社会を破壊しよう
とする暴挙でしかない!