2610.18 ケ ア ・ カ ー ド2 NO.577
高齢の認知症の患者に「ケア・カード」など持たせると、オレオレ詐欺の好餌になるのではないかと心配する人もいます。
でも、そんなことは多分大丈夫でしょう。 シニアネットの英会話の渡邉先生の小噺が面白い。
あるお宅にヤクザ風の男の声で電話がかかってきた。 「お宅のご主人をあずかっている」「無事に返してほしかったら100万円を持って駅前の○○喫茶
店に来なさい」「このことは誰にも言ってはいけない」「解ったな!」奥さんは、驚きましたが早速銀行に行って、キャッシュカードで100万円を出してきた。
そして、さらにタンスの奥にしまっていたへそくりの10万円を足して、合計で110万円にしてヤクザが指定した喫茶店に行きました。 奥さんはヤクザに
言いました。
「ここにあなたが言った100万円があります」「さらにわたしの気持ちとして10万円を足して110万円にしました」「これをあなたに渡します」
「ですからどうかお願いです」「主人を返さないで!」「もう、あの人は要らないのです!」・・・だって。
爺さんのケア・カードを見て、この種のサギから電話がかかったら言いましょう。
「爺さんを誘拐したって!?」「有難うラッキー!!」「もうあの爺さんは要らないの!」「誰にも言っちゃだめよ!」・・・爺さんはきっと無事に帰って来るで
しょう。