2610.12 ケ ツ NO.572
自分のケツは自分で拭くというのが大人の原則です。 ところが、一般社会でもビジネス社会でも、地位を息子などに譲った経営者は、後継者がチョンボし
た場合にそのチョンボのケツを自分が拭かなければならないと考えている人がかなりの数でいらっしゃる。
子どもが未成年の場合は法的にもそれは仕方がないことですが、一人前の大人になった「息子」などのチョンボを親が面倒を見るなんて考えは、封建時代
の思想です。 わたしは事業に失敗して借財を抱えても、細君や子供にケツを拭かせない気概をもって仕事に臨んでいましたから、借金の保証人として
妻や子に頼まなかった。 だって、細君と言えども別人格の人間で、一身同体ではない。
都合が悪ければ紙切れ(離婚届)一枚でアカの他人になれる存在だからです。
ラブラブで結婚して夫婦収入合算でマイホーム・ローンを組んだのは良いとして、3ケ月もしない内に性格不一致で離婚し、マンションの所有権と借入金の
処理を巡って不毛の争いに陥った若い夫婦から「どうすればいいの?」と相談を受けましたが、そういうことは結婚するときに・マンションを購入するときに、
もし、離婚する場合にはどうするのかということを決めておくべきだったのでしょう。 机上の理屈ではなくて実際にそうすべきでしょう。
でも、老化等により自分の身辺の用が足せなくなったら、迷わず介護の人にケツを拭いてもらいましょう。