28.06.09 基 礎 工 事 NO.1187
建物を建てる場合に基礎工事がいかに重要であるかは、横浜だったかのマンションの地盤
沈下に伴う傾きがあって再確認されたところですが、平均寿命まであと2年を切った私に
とっては、いまさら人間の基礎工事などはどうにもならない課題です。
さて、昨年秋に生涯学習センターでNPOフェスタがあって、その一角に大正琴が置いてあっ
た。 触ってみたくださいと言われて、戯れにミミファソソファミレドドレミミレレ(ベートーベ
ン作曲「交響曲第9」の一部)を弾いてみるとこれが出来た!
おっちょこちょいの私のこと、早速大正琴を買ってきて紹介していただいた「教室」に入りまし
たが、自分ではなんとか弾いているつもりのところ、先生から見れば全く基礎が出来ていな
い「邪道」以外のなにものでもない。 先生は私の悪癖をたたき直し「基礎」から教えよう
という熱意満々ですから、課題曲の「さくらかくら」から一歩も出ることが出来ません。
でも、人生あと600日くらいしかないのに「基礎工事」に1年も2年もかかっていたのでは、
命がある内の完成はとても望めません。
だから、基礎がなくてもいのです。 浮き草のように根っこもなくてもいいのです、我流でい
いからなんとか今年中に10曲くらいはスターしたいと爪弾いているのです。 先般ある老
人ホームで演奏したところ、大いに楽しんでいただけた(・・・と思っています)
耐震を考えるとき基礎がなくても「浮かんでいる」という方法もある。