28.06.10 基 礎 工 事2 NO.1188
人間急にお金持ちになったり、権力の座に就くと人格が急変する人が多くいます。 宝くじに当
たった人の多くは浪費癖に陥って破綻するというし、人臣位を極めるとそれまではいい人
だったのに、急に鼻持ちならない傲慢不遜なひとになったりするものです。
そういう人はもともと人間としての「基礎工事」が出来ていなかったからだろうと思います。
売り上げが1兆円の大企業になったダイエーの中内 功氏は、宿泊した旅館に据え置きの
簡易歯磨きを必ず持ち帰った、吝嗇(りんしょく・・・ケチ)癖が治らなかったと言われますし、
平素は立派な会社の社長や大学の教授などの紳士が、酒を飲むと途端にセクハラを犯した
りするのも、人間としての基礎工事がキチンと出来ていなかったほかにありません。
ノックも宇野宗佑もそうでした。
酒・お金・地位は人の基礎工事を露出する格好のリトマス紙です。
今回の舛添知事は参議院時代に「政治と金」の問題では、他人を厳しく追及してきたことで
知られる人で、今回の事案はまさに天にツバを吐く愚行で、はしなくも人間としての「基礎工
事」がいい加減なものだったことを露呈したものでしょう。
都民・国民は政治家の「基礎部分」をしっかり見据えることが重要です。
知事選びの「間違い」は二度と繰り返してはいけません。