2 8.06.23 綸 言 NO.1111
「綸言(りんげん)汗の如し」・・・と言います。 綸言は天皇の言葉。
天皇の言葉が汗のように無価値なものという意味ではありません。
君主が一旦口に出した言葉は、出てしまった汗のように二度と引っ込めることが出来ないと
いう意味です。 私たちの社会だって、自分にとって有利なことも不利なことも、説明する
必要があるものについては、説明できなければなりません。
舛添知事が必要なことを一言も説明しないで退場したのは、卑怯ですし醜いものでした。
でも、一般社会では言わなくていいことや、正確に詳しく説明すると、却って誤解を招いたり
する場合もあります。 なにも言わない方がよい場合だってあります。
庶民だって同じこと。 人間だれしも自分が知っていることや得意の分野のことは人にしゃべ
りたくなるものですが、余計なことは言わないようにしたいものです。
それがなかなか難しい。