28.06.13 韓 非 子 NO.1191
「かんぴし」という中国の戦術家(思想家)がいました。 西洋のマキャベリの東洋版で、敵
は孫末代まで係累一切を殺戮し、将来に復讐などの禍根を残すなという思想でした。
10対0で勝つ、つまりは相手を徹底的に打ちのめす。 そのために自分もかなりの痛手を
受けても、相手が絶対に反抗できないようとことんやるという思想です。
同じ中国の思想家「孫子」の10対9でもいいからとにかく勝てばいいという思想とは大きな
隔たりがあります。 前の小泉さんはおそらくは前者の思想の影響をうけたのでしょうか?
または彼のおじいちゃん(刺青・侠客代議士)のDNAを引き継いだのでしょうか?
相手を痛快にやっつける時代劇を見ているようで、見ている方は面白かったのかもしれませ
んが、およそ民主主義とは縁の遠い人だったのではないかと思います。
また最近では、大阪で橋下現象があったし・アメリカでもトランプが勢いてきましたし、ドイツ
でも極右勢力がじわじわと支持が広がって来ているようで、この先の成り行きを注視しなけ
らばならない状況になってきました。