小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

枯れ木

2016-06-26 19:36:46 | 日記

           28.06.27    枯   れ   木  NO.1115

 「枯れ木も山のにぎわい」と言います。  枯れ細った貧弱な木だって雑木一本もない禿山

よりまし・・・ということでしょう。  ある結婚式の披露パーテイに新郎の大学時代のゼミの教

授が招かれた。

司会の友人はその先生を紹介するときにこう言った。 先生はお忙しい中新郎の披露宴に

ご出席いただき「枯れ木も山の賑わいを演出していただきましてありがとうございました。」  

物事知らないにもほどがある。

枯れ木も・・・は前述のように「例え枯れ木であってもないよりはマシ」という意味だから「先生

はいないよりましの飾り物にすぎないのです」と言っているようなもので失礼千万。

私がかつて友人の披露宴の司会をした時に、新郎の上司が一曲歌うというので歌っても

らったところ、なんとその選曲は「船頭小唄」だった。

*俺は河原の 枯れすすき 同じお前も 枯れすすき

  どうせこの二人はこの世では 花の咲かない 枯れすすき。

びっくり仰天とはこのこと。 おめでたい結婚式の披露宴でこんな歌をうたうなんて開いた口

が塞がらない。  それ以降、結婚式の司会などするものではないと思い、一度もやったこと

がない。  他人様って一体を考えているのか解らない。

もし、司会などしなければならない立場になった場合には、最初から最後まで、スケジュー

ルをキチンと組んで(ちょっと面白くはないかもしれないけれど)アクシデントが起きないよう

に淡々とやるしかない・・・と思います。 

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杏下の冠

2016-06-26 19:36:46 | 日記

                    28.06.28   杏 下 の 冠    NO.1116

 「杏下の冠・瓜田の沓」と言いますね。 杏は「すもも」。 スモモがリンゴだってみかんだっ

て同じこと。 木に果物が実っている場合、その木の下で冠(帽子)の乱れを直すような恰好

をしてはいけない。

果実を盗むものと疑われるというもの。 瓜田の沓(かでんのくつ)も同様スイカや瓜がなっ

ている畑で、靴ひもを触ってるとスイカドロボーを間違われるというもの。

東京都の知事だった舛添氏などは「瓜田の沓」どころか、都民の財布の中に入ってやりたい

放題に私物を買って、それを指摘されると「違法じゃない」と居直る。 なんと情けなく憐れな

ひとなんだろう。  また、そんな人を選ぶ東京都民っていったいどんな目をしてるのでしょう

か?  多くの庶民は「杏下に冠を正ず・瓜田で靴ひもを結びなおす」ようないかがわしいこと

はしていない。

いやしくも人の組織の頂点に立つものは、この言葉意味を真摯に理解し職務に専念してい

ただきたい。

         

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