小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

干支話B

2016-11-12 19:34:55 | 日記

       28.11.12        小 噺 干 支 の 話 b          NO.1341

 ・・・で、じゃあどうやって決めようかと言うことになりまして、そうだな届出先着順でやろうよ

ということになりました。  ある日を決めまして神様の門前で受付することにしました。

律儀な牛はえっちらおっちらと何日も前にやってきて門前に「でん」と座り込み、一日に千里

往って千里帰る「トラ」は2位につきました・・以下うさぎ・龍・蛇・・・と到着しまして、12番目に

「猫」13番目に「いたち」が並びました。

・・・でいよいよ神様の門扉がギーっと開かれましたところ、牛の耳の後ろに隠れていた「ネ

ズミ」がちょろちょろと滑り込みまして、一位になったのでございます。 で・・・2位が牛、以下

虎・兎・トリ・・・という現在の12支になったのでございます。

ネズミってずる賢いですね・・・いえ、ネズミがずる賢いと申しておりまして、ネズミ年の人が

ずる賢いと申しているのではありません。 ネズミ年の人は細かいことによく気が付き、優し

くってお金持ちになる人が多いと言われています。

・・・で、そうやってネズミが一位に入ったものですから、そのあおりを受けて猫が落選してし

まいましたのですから、猫は怒り心頭で「あん畜生!」怪しからん!・・・とそれ以降ネズミを

見たら食い殺せ!・・・というDNAが昭和の御世まで綿々と続いたのでございます。

*・・・続く

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