29.03.05 後 悔 NO.1454
「後悔先に立たず」といいます。 失敗したことを振り返ってみると、どこかで「お
かしい」と気づかなければならないのに、気づかなかったことが失敗の原因である場
合多い。 平成バブルの発生と崩壊のメカニズムだってそうでした。
樹木や動物が際限なく巨大化することなどあり得ないのと同様、人間の営みによる行
為や現象だって、際限なく拡大したり・突然消去してしまうようなことがないのは、
自然の摂理・法則でもありましょう。
昭和51年に高槻に来ましたが、その時の地価は坪40万円くらいでした。
それが60~平成2年にかけて200万円以上に跳ね上がり、銀行は土地を担保にす
るのだったらいくらでも貸すという。 ある信金に「いくらまで貸す?」と確認した
ところ20億まで貸しましょう・・・という返事だった。
図に乗って、最高額8億あまりまで借り入れをしましたが、バブルがはじけて手持ち
の土地の価格は値崩れして売れないのに、借金は1円も減らない生き地獄を経験しま
した(20億借りていたら破産)が、その時になんで異常だと気が付かなかったの
か、後悔は先に立ちません。