小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

滌除

2017-03-26 18:20:44 | 日記

   29.03.27          滌    除      NO.1476

 「てきじょ」と読みます。 民法378条にあった用語ですが、

法律の改正によって今はなくなりました。

私がこの言葉を知ったのはマンガ「浪速金融道」(青木雄二著)

でした。   その意味は、抵当権が付いたままの不動産を買い

受けた者が、抵当権者に対して一定の金額を提示して抵当権の抹

消を請求すれば、抵当権者は対抗要件を出さない限り、末梢に応

じなければならないことになっていたのです。

この条文は抵当権者にとってかなり厳しいものであったために、

改正されて「抵当権抹消請求」という制度に代わりました。

マンガも馬鹿にできません。 大学生が電車などの中でマンガ本

読んでいると、今時の大学生はレベルが低いなんて思われましょ

うが、なにも難しい本や大学教授が書いた図書がかならずしも役

に立つとは限りません。

和久俊三の法廷推理小説だって、法律の解説書を読むよりも余程

わかりやすく・面白くかつ、役に立つかは計り知れません。

赤カブ検事・弁護士猪狩文助・朝日岳之助・代言人落合源太郎な

どのシリーズを読むと、面白く・かつ知らないうちに法律の勉強

ができるのです。

今はもう難しい本や活字の小さな本は読めませんから、優しくて

読みやすいマンガ本、青木雄二監修・田原 隆ノ「カバチたれ」

を愛読しています。

 
 

 

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