29.03.25 失 踪2 NO.1474
家族の一員が音信不明になって何年も経つと、いろんな問題が発生します。
健康保険料・介護保険料・生命保険料・その人が所有していた固定資産の税金の支払
いなどなどです。 でも、その人がもし死亡していたのであるならば、そういう費用
の支払い義務は発生しません。
だったら「死亡したことにすればいい」というのが、「失踪宣告」なのです。
失踪宣告をされると、生きているのか死んでいるのかはわからないけれど、法律上は
死んだことにする」のです。
そうすると、生命保険は受け取れますし、遺産相続だって出来るのです。
だから、そういうからくりを使って生命保険をだまし取るというような事件もあるよ
うですが、そういう悪だくみか発覚して「死んだはず」の人間が生きていたのであれ
ば、失踪宣告は取り消されて受け取った保険金は返還しなければなりません。
そういうカラクリをわかりやすく解説したマンガ本があります。
青木 雄二監修 原作 田嶋 隆作 「カバチタレ」です。
なにも難しい本を読まなっくったって勉強になります。