29.03.04 ツ キ NO.1453
人生に「ツキ」なんてないものと思っていました。 ついていないというのは努力が
足りないのだと思っていました。 でもそうではありません。
従業員6000人の安定した職場だったのに脱サラして、それが失敗して一時期日銭
稼ぎの派遣労働にでていたとこいのこと、かつての学友に「職場」でばったり遭遇し
「お前そんなとこで何してんねん!」と問われたのです。
彼は驚いたのでしょう。 一流企業に就職して順風満帆だと思っていたかつての学友
が、ドロドロに汚れた作業服に包まれて作業をしていたのです。
彼はその会社に出入れする資材販売会社の営業マンだったのです。
真っ黒に汚れたかつてのホワイトカラーを見て、あまりの落差に驚いたのでしょう。
私自身は、15歳から働きはじめて汚れ仕事だってなんだって嫌悪感はありません
が、その時の姿は友人に見せたくない姿でした。
「脱サラした商売がうまくゆかず 日銭稼ぎをやってるんや」とやっと思いで事情を
説明しました」。
こういうことは、ついていないのではなくて若気の至りの思慮不足で、その後いくつ
もの試練を経て不動産業に転身し、何とかご飯を食べてれるようになったのは、「ツ
イ」ていたからではなくて、それなりに努力した結果だろうと思います。
もちろん、その時代に不動産ブームが起きたことは、ある種の「ツキ」だったのかも
しれませんが・・・