29.03.30 目 減 り NO.1479
およそ存在するものはすべて目減りするものです。 会計的には「減価償却」と言っています。
私が15年前にはじめて買ったパソコンは確か30万円ほどしたと思います。 当時の30万円を使わないで銀行に預金しておけば、少なくとも30は減らないでそのままだったでしょう。
このように「お金」をものに交換した途端に目減りが始まるのです。 もちろん、物のない生活は考えられませんが、物を買う(お金をものに替える)ことは、収入の額が増えることがない我々年金生活者にとっては、とても大事なことではないかと思います。 折角獲得したお金をものに交換する場合には、可能な限り目減りしないものへの交換が肝要でしょう。そういう意味では、今やちょっと危うなった不動産や「金」ならば、便利さはないけれど、価値が極端に下がるというようなことはないのではないかと思います。
私が初めて働きだした昭和28年の中卒の初任給は月給5,000円,0でした。
今時ならば少なくとも10万はあるでしょうから、貨幣価値はこの50年間で20分のⅠに下がっていることになります。
庶民にとってはお金なんて貯まらないようになっているものです。
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