小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

追い越し車線

2017-04-19 20:07:38 | 日記

      29.04.20       追い越し車線        NO.1501

  追い越し車線での事故が多いようです。 なぜなら、追い越した先の状況がよく判

らないし、追い越しの際には必ず加速するから、運転が不安定になるからでしょう。 

にもかかわらず無理な追い越しをする人がいます。

そういう条件が重なった時に事故は発生するものです。

会社経営だってそういうことが言えそうです。  先輩や親がやってきた方法は生ぬる

いと判断して、2代目3代目は無理なスピードを出そうとする。

背伸びをすると足元が危うくなるものですが、そういうことに気が回らない。

旨い話に乗って詐欺に遭ったりして、大きな失敗を重ねて折角の会社を潰してしまう。

スピードは控え目に、ブレーキは目に早めに・・・と言うのは、交通標語だけではあり

ません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雷のへそ

2017-04-17 18:53:41 | 日記

    29.04.19       雷        NO.1500

 

 飢餓の青春時代が長かったせいか、ちょっと金回りが良くなったバブルの時代には、反動的に「うまいものを腹いっぱい食べたい」という衝動に駆られたものです。

世界の三大珍味と言われる「フォアグラ・トリュフ・キャビア」もその時期に口にしましたが、なんと言うことはありません、そんなに旨いものとは思えませんでした。

そんなものよりも、かつて開高健が「洋酒天国」という小冊子で絶賛し、呑み助の垂涎の的だった「雷にへそ」を食べてみたかった。

地中海にしか棲息しないごく小さな「ヒシコ鰯」の頭と中骨を1匹1匹丁寧に取り除いてくるくる巻いて、おへそのような格好にしてオリーブ油に塩付けした珍味です。

なかなか手に入るものではなく、想像上の珍味でしたが、それがなんと近年はスーパーなどで缶詰やビン詰めにして500円くらいで売っているのです。

珍味と言ったって、別段顎が外れるほどにおいしいと思うものはありませんが、今時の庶民はかつての王侯貴族のようなものを食べている。

そういえば、キャビアの模造品「なんちゃってキャビア」というビン詰めも500円ほどで売っています。

でも、日本で一番うまい酒のあては、福井県あたりで売っているサバの「へシコ」ではないかと思います。

高いと言っても1匹せいぜい1500円ほどのものですが、世界の珍味と比べて遜色はありません。

 
 
 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奨学金3

2017-04-17 18:41:28 | 日記
 

29.04.18   奨 学 金 3       NO.1499

 

 さて、奨学金返済のために結婚もできない・こどもも産めないという社会人が年間数十万人規模で量産されているのです。

では彼ら彼女らを救済し、日本の社会をもっと豊かにするためには一体どれだけの金が必要なのかといいますと、それは年間で4兆円です。

前原誠司という政治家は消費税を上げた際にその財源の一部を奨学金に充当すべきだと言っていますが、日本の消費税って1989年に創設されて以来、2015年度までに総額304兆円徴収しましたが、一方でその間法人税を262兆円減税していますので、実質的にはちっとも国民の生活に循環してきませんでした。

企業にはそういう過保護政策が施されて、内部留保は354兆円にもなっているのです。 それでも、まだまだ減税が必要だと言っているのです。

内閣支持率が53%などと出ていますが、これってホントにそうなのでしょうか?  いわゆる「大本営発表」ではないのでしょうか?

トランプの無謀も怖いし・金正恩の狂気も怖いが、日本人特有のポピュリズムいうのもが、政権を奢らせているのだとすれば、そういうことも実は怖いのではないでしょうか?

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奨学金2

2017-04-16 19:25:54 | 日記

     29.04.17       奨  学  金 2       NO.1498

 昔の奨学金と言えば、家計が豊かでないが「子」が学業優秀であったならば、その学生の学費

を補てんする制度として、返済不要の(給付型)の奨学金制度がありました。

また、親世代も終身雇用制で身分も収入安定していたために、奨学金を受けなくても子供を大学

人行かせることはそう困難なことではなかったのです。

でも、小泉・竹中のころから新自由主義・自己責任という弱肉強食システムが社会に蔓延し、強

欲資本主義社会になって企業は労働者を育てるよりも、徹底的に搾取する方向に向かい、国民の

間に「勝ち組と負け組」という格差を作りました。 ですから今の親世代には子の学費を負担す

る能力はありません。

学校経営も文化文明の発展に寄与させるものから、独立採算を求める資本の論理に変貌して学費

の値上げが相次ぎ、国公立の大学でさえ私学とあまり変わらないほどの高額なものなりました。

そんな中では、奨学金制度も学術の向上を期待するよりも、学費ローンという資本家のために利益

を生む制度になってしまっているのです。

それは、このゼロ金利時時代にかかわらず、銀行の定期預金利息の100倍もの利息を支払わな

ければならないことと、もし返済を滞納した場合には年利10%もの反則金が課される(今は5%)

ことからも、いかに奨学金制度が劣化し、日本の若者を苦しめている制度であるのかをご理解いた

だけるのではないかとと思います。

「奨学金が日本を滅ぼす」大内」 裕和著 を参考にしました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奨学金

2017-04-15 14:05:41 | 日記

     29.04.16       奨  学  金        NO.1497

  今や大学生の50%以上の人が奨学金を「借りて」いるようです。

それで、大学を卒業した時には5~600万円もの借金があって、その借金を返済す

るために7転8倒の苦しみを味わっている。

普通のサラリーマンだって5~600万円もの借金があれば、生活が苦しいのに、学

校を出たてのうまくいっても安サラリーマン、もしかすれば待遇の悪い非正規社員

や・派遣社員にでもなれば借金の返済どころか、生活さえも成り立たないんだとい

う。 なにも借金までして大学に行く必要はないじゃないかという人もいましょう

が、今時高卒ではろくな仕事もなく、ほとんどの資格試験も大卒になっているから、

高卒では就職できない時代になっている。

日本の憲法では教育の機会均等が謳われているのに、親の年収如何が子供の教育に格

差を生み、貧困の連鎖を引きずっている。

何でもかんでも自己責任というが、親の年収が少ないことは学生にとっては自己責任

でもないし、学校を出たってろくに就職先がないというのも、若者の責任ではない。

勤労者の多くが借金地獄にあえぐ社会に将来はない。

奨学金問題の解決は喫緊の課題です。

「奨学金が日本を滅ぼす」大内」 裕和著 を参考にしました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする