R 03.08.27 悪 銭 NO.3124
「悪銭身につかず」と言いますね。 強盗して得た１万円でも、まじめに働
いていて得た１万円でも、１万円には変わりはいけれど、古来悪いことして稼い
だお金は身につかないと言う。 そういうことは何も悪銭だけのことではない。
僥倖（ぎようこう…ほとんど期待できないような幸運）で得た金銭もその様で
す。
宝くじで１億円」以上当たった人の７５％は破綻するという統計があるようで、
当たった人にはご丁寧にそういうことを説明するらしい。
なまじ宝くじなど買わない方がいいのかも。
R 03.08.26 粕 NO.3123
白い米はつまり「粕」（かす）です。 だから、コメの表層の１/２を削り取っ
たコメで醸造する大吟醸酒なんて、カスの最たるものです。 最も健康な状態のコ
メは糠（ぬか）付です。 ぬかはビタミンB１の宝庫です。
そのぬかを除去したのが我々日常食にしている白米です。
庶民も白米を食するようになった元禄の時代、江戸で大発生した病の脚気はこのビタ
ミンB1の不足によるものでした。
当時はぜいたく病と言われましたが、現代だって旨い物がよいとは限りません。
必要なものを摂取することが肝心です。 人生だって同じこと、楽しくておもし
ろければそれで良いというものではありません。
＊脚気（かっけ）足がしびれたり・むくんだりする病気で、心臓まで冒されて死に至
る場合がある病気。
R 03.08.25 スクワット NO.3122
丁度洋式トイレに腰かけるような格好で、空間に腰を落とす運動（スクワット）
が、転倒防止や足腰の運動にとってもいいという。 舞台俳優の森正子だった
か、一日にこのスクワットを１００回以上もやっていたので、９０歳を過ぎても舞
台で「でんぐり返り」ができたという。 でも。だからと言って、高齢者がそう
いうことをにわかにやろうとするときっと腰を痛めます。
ストレッチは焦らず時間をかけて、ゆっくりヤリたいもんです。
その方が効果は上がります。
R03.08.24 サルが出て来る慣用句 NO.3121
思ったほどありませんし、あっても出典が中国の故事に由来するものが多、難
しくて慣用句というにはあまりに縁がないものです。
良く知られたもののみ掲載します。
１ 猿の尻笑い 尻が赤いサルが他のサルにお前の尻が赤いと笑うようなもの。
２ 猿まね なんでも真似をして創造性のないこと
３ サル知恵 大した知恵でないこと
４ サルも木ら落ちる 油断禁物
５ 猿芝居 へたくそな演技
R 03.08.23 経費節減 NO.3120
同じ経済的価値があるものを取得する場合、安い方がいいことは言うまでもありま
せん。ところが、価値が測りようのないものの場合はそうは行きません。
橋下徹氏が知事の時に、地下鉄の民営化を推進したり・効率が悪いと言って保健所の
数をへらした。 それでいくらの金が浮いたのかは知らないし、その浮いたおかね
がどういう風に有効に使われたのかも知りませんが、そのために今回のコロナ禍で
は、保健所の機能が働かず災禍を拡大してしまったことは間違いない。
今また、病院の再編ということで、日赤病院を廃止するという
論議されている様ですがとんでもない。
医療こそ民間に全面的にゆだねるのではなく、もっと公営を増やすべきでしょう。
そうすると延命だけの（医療費稼ぎだけの）医療は減って、国民の医療費負担が軽減
され、経済性が改善されることは間違いない。
