『戦争と人間』三部作

最近珍しく忙しいのですが、忙しい合間に、TSUTAYAから借りたDVD、「戦争と人間」三部作を観ました。
３本合わせて９時間を越す長い映画ですから、一日１本観るのがやっとでしたね。

昭和初期、満州事変前夜からノモンハン事変に至るまでを、日本の新興財閥周辺と様々な階層の人たちの生き様　（翻弄される）　を社会派監督として名高い、山本薩夫監督がメガホンを撮った映画です。
制作は一応日活ですが、この映画が作られた1970年頃は、もう日活映画は斜陽になっていて、ロマンポルノに舵を切っていましたね。

それはともかく、キャスト陣は豪華です。日活からは高橋英樹・石原裕次郎・二谷英明・浅岡ルリ子・松原智恵子・吉永小百合・和泉雅子などに加え、ロマンポルノで後に活躍する、絵沢朋子・片桐夕子・山科ゆりなどの名もありました。

他に俳優座・文学座・劇団民藝などの大御所・主役級の俳優が名を連ねています。関心するのは、その配役の妙。財閥の裏の稼業に暗躍する無頼漢に三国連太郎、直情径行型の将校に高橋英樹、左翼学生に山本圭、冷静にして冷酷な財閥社長に滝沢修、その息子で傲慢な高橋悦士などなど…。

私は２年くらい前から、日本の明治維新以降の近現代史に興味が沸き、取り分け太平洋戦争前夜の状況に関する本を数冊読み込んでいます。この映画もその一環として観ました。

非常にスケールの大きい映画で、感心したのですが、満州事変当時で映画が【完結】してしまいます。余りにも金が掛かりすぎて、制作費が追いつかず、第４部を断念したらしいですね。出来れば太平洋戦争突入～敗戦まで描いて欲しかったです。多分山本監督も同じだったと思います。

演技は皆上手かったですが、特に芦田伸介・三国連太郎・高橋悦士・などが印象に残っています。

蛇足ですが、この日本を代表する映画に、東洋大学出身の２人の俳優も出演しています。（高橋幸治・粟津號）


　※速報　関東大学アイスホッケーリーグ（Div,1Ａ）は今日から後半戦突入です。

　　　　　早稲田３－０法政　　　明治３－２中央　　東洋１０－２日体

　　東洋大学、今日も勝ってまだリーグ戦無敗ですが、完封がないのが気になります。

10月14日(金)のつぶやき

10:49 from web
某箱根駅伝ファンサイトが集う、出雲駅伝順位予想で、９６人中５位の成績を収めました。（少し自慢）
11:09 from web
東都大学野球連盟は、ここ数年東洋大学の一強時代の様相でしたが、
今季は、今日時点で、東洋・亜細亜・青学の３校に優勝の可能性が残り、
中央・駒沢・日大に最下位の可能性があると言う、『戦国東都』に戻った感がありますね。東都はこうでなくちゃ！これが東都の醍醐味ですよ！
21:25 from goo
東洋大野球部　まだ優勝の可能性はわずかにある。全日本大学駅伝のエントリー発表！ #goo_allcharlie http://t.co/ZiUeFZLC
by yoidoreotoko on Twitter