かなり話題になっていた映画ですが、苫小牧のシネマコンプレックスでは、18時05分からの1回上映のみでしたので、上映後吉野家の牛丼を食べて、先ほど帰宅しました。
今日から3連休の方もいらっしゃると思いますが、北海道は三日間とも雨の予報です。こんな時は映画も良いでしょうね。
今は中高生の間で、『君の名は』が大ヒット中です。こちらは今日だけで1日4回上映されています。
こっちは中高生の親御さんらしき方も来ていて、家族揃って観られる映画のようです。
私は余り興味はありません。アニメと言う事もあるし、男女の身体が入れ替わると言う設定は、大林宜彦の尾道三部作、〝転校生〟で観たのでね・・・
(尾道三部作とは、『転校生』、『時をかける少女』、『さびしんぼう』 の事であります。全部観ました!!)
話を〝真田十勇士〟に戻します。奇想天外、後半は大どんでん返しの連続、大スペクタブルで肩の凝らない
痛快戦国絵巻と言ったところでしょうか?
この手の映画は、史実と照らし合わせてどうか?などと肩苦しい事を言っては野暮と言うものでしょう。
中村勘九郎は歌舞伎役者特有の大袈裟な演技が目立ちましたが、猿飛佐助の役なので、それも良いかも・・・。
東洋大学の後輩の髙橋光臣も筧十三役で出演していましたが、前半はやや出番が少なかったですが、まずまずの演技でした。
彼は顔立ちが端正過ぎて、二枚目で悪役が出来ないのが欠点ですね。おそらく性格も真面目なのだと思います。
東洋大学出身の俳優は、高橋幸治 (事実上引退)、嶋田久作 (文学部・哲学科卒) 西村雅彦 (社会学部中退)、坂本真綾 (社会学部卒)などが居ます。
嶋や西村はアクの強い個性派俳優として、確固たる地位を築きました。高橋光臣もNHKBS時代劇では主役も務めていますが、俳優として
これから、もっと飛躍して欲しいですね。
そう言えば、主役の猿飛佐助を演じた、中村勘九郎も東洋大学中退でしたね。
真田幸村役の加藤雅也がヘタレな幸村を好演してました。彼ももっともっと活躍出来る俳優だと思います。
CGを多用し、セットにもかなり金を掛けているなぁと感じさせる映画でしたが、「真田十勇士」を映画化・TVドラマ化する時にはどうしようもない宿命があります。
猿飛佐助と霧隠才三に主演クラスの俳優を起用する余り、その他の8名がかなり格落ちの俳優になってしまう事です。
今回は筧十三役に高橋光臣、根津甚八役に永山絢斗とまずまずの俳優を起用しましたが、他は余り私が知らない俳優さんでした。
同様の事が、TVドラマ「家康が最も恐れた男・真田幸村」にも言えますね。デーブ大久保が三好青海ですからね・・・。
とにかく面白い映画です。純粋に映画を楽しみたい方々にはお勧めです。後半には結構泣かせる場面もあるし、エッ?エッ?の連続です。