私も高校時代に、「風に吹かれて」を聴き、大いに影響を受けた一人です。
数多くのシンガーがアルバムに取り入れ、ステージでも歌っていますね。
彼のノーベル文学賞受賞の是非が、ネット上やメディアで盛んに取り上げられていますが、残念ながら私は現在の世界の文学界がどうなっているのか、全く知らないので、コメントは出来ません。
世界のフォークの神様がボブディランなら( その後ロックに転向?したとは言え)、日本のフォークの神様は岡林信康です。
その岡林がボブディランの 〝戦争の親玉〟 と言う曲を、岡林のファーストアルバム 【私を断罪せよ】 の中で取り上げています。(ちなみに私が初めて勝ったレコードLPです)
訳詞は岡林の師匠格の高石ともやです。
高石ともやはここ数年で、4回程我が町でコンサートを開いていますが、昔の歌は 「思い出の赤いヤッケ」 「受験生ブルース」 くらいしか歌いません。
今度来町した時は、「戦争の親玉」をリクエストしようと思います。 それでは『戦争の親玉』 どうぞ
爆弾を作るお前さんたち
壁の影にかくれても
あんたの顔は丸見えだ
おいらの世界をおもちゃのように
ひねくりまわし、ただこわすだけ
いつも隠れて弾が飛んでくりゃ
雲をかすみに逃げるだけ
若者たちに引き金ひかせて
死人の数を数えてる
屋敷に隠れて若者の血は
ただ大地に赤く染み込む
名も付けられずに死んでいく子供
かたわのままで生まれる子供
そんな恐怖を撒き散らす
お前にゃ血なぞ流れちゃいない
あんたはおいらにきっと言うだろう
世間知らずと、まだ若すぎると
でもひとつだけ言えることは
人を殺すことは許せない
おれたちゃしっかり見とどけよう
薄ら寒い夕暮れに
あんたが墓場に入るときを
おれたちゃしっかり見とどけよう
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