ここ数年は8区か9区で優勝の趨勢が予想出来る展開でしたが、今年は10区残り2㎞余りで大逆転がありました。9区でも区間賞を獲り、十中八九優勝は間違いないと思われていた創価大学がアンカーが脱水症状のようで、大ブレーキ!間隙を縫って駒澤大学が大逆転優勝です。駒澤は「全日本大学駅伝」でもアンカーで逆転優勝しています。
優勝候補の一角だった青山学院は往路12位から挽回し総合4位(復路優勝)と実力の片鱗を見せました。東海も総合5位でした。
東洋大学は、往路2位、復路9位、総合3位でした。
私が期待していた6区九嶋は、やはり大学初駅伝で思うように力を発揮出来ずに区間15位に沈み、私は使うべきではないと言っていた7区西山も最初の1㎞を2分37秒で突っ込むと言う無謀な入りで、予想通り不振を極めました(区間12位)
酒井監督は、1・2年生の時の西山選手と3・4年生の西山とは全く違う選手だと言う事を認識すべきでした。【愛情はかけるが、情けはかけない】と述べて居ましたが、西山に関しては「情け」が入ったのではないでしょうか?
補員のメンバーの内、大澤は走れる状態ではなかったと酒井監督が監督車から西山への声援で明らかにしていましたが、私はその他にも蝦夷森・佐藤のどちらか(或いは二人とも)故障か若しくは体調が万全ではなかったのではないか?と思います。
それなら6区九嶋・7区西山も致し方ありません。
アンカー清野が青学に追いつかれ、引き離されそうになった時、再び抜き返したのにはビックリしましたし、三大駅伝初経験の8区野口の区間2位も立派でした。野口は埼玉の進学校松山高校出身で、確か一般入試組だったと記憶しています。
前回の10位から3位は喜ぶべき成績ではありますが、我々は既に優勝の味を知ってしまっているので、やはりもっと上を狙って欲しいです。
課題はやはり6区山下り、来年は5区の宮下が4年生になりますので、宮下卒業後の5区も考えておいた方が良いでしょう。
取り合えず3位以内は確保し、復権を果たしましたが、創価大学・東京国際大学などの新興校の台頭、立教・慶応などの古豪も復活を虎視眈々と狙っていますので、東洋大学に限らず、どこの大学も生き残りを掛けて箱根駅伝に出場し続けるのは以前に比べてしんどくなってますね。
東洋大学今年の箱根の成績
1区:児玉⓶ 区間8位
2区:松山⓵ 区間4位
3区:前田⓶ 区間8位
4区:吉川④ 区間6位
5区:宮下⓷ 区間3位
6区:九嶋⓵ 区間15位
7区:西山④ 区間12位
8区:野口⓸ 区間2位
9区:小田⓸ 区間7位
10区 清野⓶ 区間9位