雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 4月29日(木) 浜松市政100年の記念に市史を

2010年04月30日 05時29分23秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 4月29日(木) 浜松市政100年の記念に市史を

 来年2011年は、浜松市が誕生して100年だそうです。
 浜松市は、市政100年をどう記念するか,考え始めているようです。

 「われわれは遠くから来た、そして遠くまで行くのだ」
 (白土三平さん著のマンガ『忍者武芸帳 影丸伝』に引用。
 織田信長さんたち武士に抵抗した百姓一揆の指導者で忍者「影丸」の最後の言葉とされていますが(もちろん影丸さんは、白土さんの創作です)。1956年発行の羽仁五郎さん著『明治維新研究』によると、イタリア共産党の指導者パルミロ・トリアッチの言葉のようです)

 きちんと遠くの過去を基礎にできるように、浜松市としては『浜松市史』の通史をきちんと発行するのが義務だろうと思います。

 現在の『浜松市史』は3巻本で、1980年に第3巻が出て完結していますが、1945年までしか記述されていません。
 戦後の浜松市はまったくの空白です。
 
 1980年以後の考古学や歴史学の進歩も取り入れて、30年ぶりの『浜松市史』を「浜松市政100年記念」に編集を初めて欲しいと思います。

本と映像の森33 一色まことさん著『ピアノの森1』講談社

2010年04月30日 04時56分05秒 | 本と映像の森
本と映像の森33 一色まことさん著『ピアノの森 1』<モーニングKC>、講談社、2005年4月12日第1刷、定価514円+消費税

 ある町のある小学校5年3組に、東京から将来はピアニスト志望の少年・雨宮修平が転校してきたところから物語は始まる。

 というより、転校生雨宮修平、
 小学校のそばの“森”の横の売春街に売春婦の母親と住む一ノ瀬海(かい)、
 海が小さい頃からそれで遊んだ“森のピアノ”、
 そしてわけありそうな小学校の陰気な音楽教師・阿字野、
 その3人と森のピアノ、4者がからみあって、物語が進行していきます。

 第1巻は、雨宮修平は自分が弾いても音のでない森のピアノを海が弾きこなすのに驚き、阿字野は、自分が1年前に授業で弾いたピアノ曲を海が正確に記憶しているのに驚きます。

 第1巻のテーマは、「たのしー」です。
 雨宮の家に初めて来た海は、雨宮の家の「軽いタッチの」ピアノで、ラジオ体操の曲をジャズ風にアレンジします。
 海の言葉「ピアノって楽しいよ!」

 今15巻まで達して、雑誌「モーニング」で隔週連載している「ピアノの森」の基本テーマだと思います。

 ピアノだけじゃないですけど。
 「○○って楽しいよ」はすべての人の、すべての人生の基本テーマですね。

 「楽しい」ということは、そこで自分が存在していると言うこと。
 楽しくない、正確さだけを命令される「コンクール」への批判もこめて、第1部の物語が進行していきます。
 
第1巻のピアノ曲 

 阿字野さん編曲(という設定)の「茶色の小瓶」。アメリカンジャズの名曲で、1869年につくられました。
 「茶色の小瓶」はお酒を入れた小瓶で「彼女はジン、俺はライム」というアル中のような夫婦を唄った歌です。
 いいんかいな、こんな曲、小学校で教えて、阿字野先生!