ことばと詩 46 エイゼンシュテイン「生きて、考えて、熱中した」 20201217
エイゼンシュテインさんはソ連の映画監督で1948年2月11日に亡くなった。50才でした。大作「イワン雷帝 第2部」がスターリン体制下で上映禁止になり、その改作を準備していたさなかだった。
つい最近、YouTubeでエイゼンシュテインさんの「イワン雷帝 第1部」をやっと見ることができた。すごかったです。建物の部屋での人間の影と光の使い方。
映像にもかかわるボクとしては、あこがれの人、少しでも近づきたいと思う。
「生きて、考えて、熱中した」というのは自伝の「題辞」のことばです。もちろんフランスの作家スタンダールの「生きて、書いて、愛した」を模したもの。
かっこいいですね。
題辞のおわりは「筆者は何をくぐり抜けて生き、何を考え、何に熱中したかをお見せしよう」と言っている。(以上、山田和夫さん著『エイゼンシュテイン』新日本新書、1998年、による)