雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森(第3) 18 石森章太郎『少年のためのマンガ家入門』秋田書店、1965年 20210419

2021年04月19日 13時14分07秒 | 本と映像の森
本と映像の森(第3) 18 石森章太郎『少年のためのマンガ家入門』秋田書店、1965年 20210419


 A5版、172ページ、定価320円、NDC724。


 この本に1972年~1973年の新聞切り抜きがはさげてあるので、20代のその頃までには買っている。読んだ記憶もある。


 マンガ家になるつもりなどはぜんぜん無くて、映像・美術の勉強のつもりだったと思う。


 「第1部 入門編」は「第1章 おさらい(道具、書き方、発表)」と「第2章 自己紹介(マンガ家への道)」に別れている。中心は石森さんの半自叙伝と思います。この部分だけでも読む価値はあるでしょうね。


 「第2部 テクニック編」は、この本の中心だと思う。


 モチーフ、テーマ、プロット、コンストラクション、コンテ、シノプシス、プロローグ、タイトル、イントロ、サスペンス・・・・・・こういう用語もこの本で覚えたような気がする。


 とくに「第2部第2章 ストーリーマンガ」で自己の傑作、48ページの作品「龍神沼」を紹介し解説している部分は、すごくリアルで面白い。


 著者が書いているように、「龍神沼」ではかなり最初の話しをそぎ落としている。物語がスッキリして作品が抜群によくなったんじゃないかとボクは思います。


 今年、マンガ家の山本おさむさんが『赤旗日曜版』に連載している「新ペンだこパラダイス」で、この『少年のためのマンガ家入門』がバイブルとして出てくるので、あー、山本おさむさんは同世代なんだなあと思って嬉しくなります。


 いま「活字=左脳」の仕事を主にしながら、「動画=右脳」の仕事もしているので、いま読み返しても自分に役に立っています。


 図書館で借りるか、古書店・アマゾンなどで手に入れてお読みください。










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