雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

新・本と映像の森 2 松井優征『逃げ上手の若君 ①②』

2022年02月06日 09時13分27秒 | 本と映像の森
新・本と映像の森 2 松井優征『逃げ上手の若君 ①②』


 <ジャンプコミックス>、集英社、2021年7~8月、484円×2


 時代マンガです。日曜日の新聞の読書欄に紹介されていたので、娘に買ってきてもらいました。


 いまテレビでは鎌倉幕府の生成期のドラマをやってますが、これは鎌倉幕府の滅亡期のマンガです。


 時は1333年、主人公は北条時行(ほうじょうときゆき)という少年。つまり鎌倉幕府の の世継ぎ。それが足利尊氏のクーデターによって瓦解、時行は逃げ、追われる身となる。


 諏訪よりしげにかくまわれ、敵とたたかい、仲閒をつくっていく過程が無類におもしろい。


 雫(しずく)、弧次郎、亜矢子、風間玄蕃(かざまげんば)などの結集し始める仲閒たちもおもしろい。


 歴史が「内乱期」と「静穏期」に分けられるとすれば、この時代は鎌倉幕府の生成期や戦国騒乱期と同じようなおもしろい激動の時期です。


 ヨーロッパ史の「革命」期もおもしろいけど。


 もちろん時行や著名人以外はまるっきりフィクションだし、著名人も作者のデフォルメが加わっていて楽しめる。


 諏訪よりしげなんか未来が見えるという口先だけのインチキ祈祷師だし、足利尊氏なんかほとんど「幻魔」に憑依されて人間にたいする魔力をもった超人です。


 まだ①巻、②巻で、1333年からちょっと1334年に入っただけです。まだまだ先はありそうなので、楽しみにしています。







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