新・本と映像の森 6 リチャード・ウー/作、中村真理子/画『卑弥呼 8』小学館 20220326
2021年12月、200ページ、定価650円。
3世紀の卑弥呼を主人公にした歴史が背景の空想コミックで、かなり自由でおもしろい。
作品全体はまだまだ続いているので、作品全体や人物紹介は控えさせてもらいます。
ただ、この第8巻に筑紫から遠征隊が直面した疫病に陥った地域・日下(くさか)の森にたくさんの銅鐸がつるされていた(p186~192)ので、書いておきたいと思った。
遠州銅鐸族の末裔を名乗るボクとしては、銅鐸の出てくるマンガの存在がうれしいです。
ただすこし時代設定がおかしいのは、今の学界状況でしょうがないかと思います。作者の責任ではありません。3世紀と4世紀が混同されている。
それと、伝染病による疫病危機が倭国統一の推進力になったという設定はいいですね。これから出雲や吉備や日下(くさか)も含めてどういう展開になっていくのか楽しみです。
この本を貸してくれた若い友人アイさん、ありがとう。
2021年12月、200ページ、定価650円。
3世紀の卑弥呼を主人公にした歴史が背景の空想コミックで、かなり自由でおもしろい。
作品全体はまだまだ続いているので、作品全体や人物紹介は控えさせてもらいます。
ただ、この第8巻に筑紫から遠征隊が直面した疫病に陥った地域・日下(くさか)の森にたくさんの銅鐸がつるされていた(p186~192)ので、書いておきたいと思った。
遠州銅鐸族の末裔を名乗るボクとしては、銅鐸の出てくるマンガの存在がうれしいです。
ただすこし時代設定がおかしいのは、今の学界状況でしょうがないかと思います。作者の責任ではありません。3世紀と4世紀が混同されている。
それと、伝染病による疫病危機が倭国統一の推進力になったという設定はいいですね。これから出雲や吉備や日下(くさか)も含めてどういう展開になっていくのか楽しみです。
この本を貸してくれた若い友人アイさん、ありがとう。
ユーチューブ(動画)では、宮川彰さんが『人新世の「資本論」』(斎藤幸平著)についての話していました。
経済学の研究者が劣化してきている、という感じの話でした。
集英社新書『人新世の「資本論」』は、定価(本体1020円+税)です。