新・本と映像の森 162 近藤喜文『ふとふり返ると 近藤喜文画文集』徳間書店、1998年
定価本体2300円。変形版。
「それは昔の光景ではない。
今、あなたが望むなら
今、あなたが探すなら
見つかるかも知れない
「今、あなたが」いなければ、それは手からこぼれ落ちていく
笑っている子どもたち
失われていく祭りの風景
走っていく少女の自転車
彼女は どこまで行くのだろうか」
近藤喜文さんをなんと表現すべきだろうか。イラストレイター、画家、動画作家、アニメ監督・・・。
ボクは今日は近藤喜文さんを画家、つまり紙の画家として見たい。それは動画とは違う世界であり、違う評価も必要と思う。
ボクは紙の画家としての近藤喜文さんも好きです。