本と映像の森(第3) 22 安富歩『原発危機と東大話法 ー 傍観者の論理・欺瞞の言語 ー』明石書店、2012年
270ページ、定価本体1600円。
「げんぱつきき」とキーをひらがなで打つと、パソコンは漢字に変換してくれます。普通は第1順位で「原発機器」に。でもここでは、第何順位かの「原発危機」なんです。
安富歩さんはボクの愛読書『ハラスメントは連鎖する ー 「しつけ」「教育」という連鎖 ー』(光文社新書、2007年)の共著者です。これは万人の必読書です。
この本『原発危機と東大話法』の主内容は「東大話法規則一覧」を見ればわかる。ひとつ1つの解説は省略します。
規則① 自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する。
規則② 自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する。
規則③ 都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする。
規則④ 都合のよいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す。
規則⑤ どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々話す。
規則⑥ 自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人を、力いっぱい批判する。
規則⑦ その場で自分が立派な人だと思われることを言う。
規則⑧ 自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル貼りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する。
規則⑨ 「誤解を恐れずに言えば」と言って、嘘をつく。
規則⑩ スケープゴートを侮蔑することで、読者・聞き手を恫喝し、迎合的な態度を取らせる。
規則⑪ 相手の知識が自分より低いと見たら、
規則⑫ 自分の議論を「公平」だと無根拠に断言する。
規則⑬ 自分の立場に沿って都合のよい話を進める。
規則⑭ 羊頭狗肉
規則⑮ わけのわからない見せかけの自己批判によって、誠実さを演出する。
規則⑯ わけのわからない理屈を使って相手をケムに巻き、自分の主張を正当化する。
規則⑰ ああでもない、こうでもない、と自分がいろいろ知っていることを並べて、賢いところを見せる。
規則⑱ ああでもない、こうでもない、と引っ張っておいて、自分のいいたいところに突然落とす。
規則⑲ 全体のバランスを常に考えて発言せよ
規則⑳ 「もし○○○であるとしたら、お詫びします」と言って、謝罪したフリで切り抜ける。
これは、いわば『ハラスメントは連鎖する ー 「しつけ」「教育」という連鎖 ー』の支配層版です。
「規則①~⑳」はともかく、著者の「東大=ショッカー仮説」や「立場」「役」「職」についての分析はすごく面白いし、的を射ている。。
この本が人に役に立つかは、人によってすごく違うと思う。
270ページ、定価本体1600円。
「げんぱつきき」とキーをひらがなで打つと、パソコンは漢字に変換してくれます。普通は第1順位で「原発機器」に。でもここでは、第何順位かの「原発危機」なんです。
安富歩さんはボクの愛読書『ハラスメントは連鎖する ー 「しつけ」「教育」という連鎖 ー』(光文社新書、2007年)の共著者です。これは万人の必読書です。
この本『原発危機と東大話法』の主内容は「東大話法規則一覧」を見ればわかる。ひとつ1つの解説は省略します。
規則① 自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する。
規則② 自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する。
規則③ 都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする。
規則④ 都合のよいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す。
規則⑤ どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々話す。
規則⑥ 自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人を、力いっぱい批判する。
規則⑦ その場で自分が立派な人だと思われることを言う。
規則⑧ 自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル貼りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する。
規則⑨ 「誤解を恐れずに言えば」と言って、嘘をつく。
規則⑩ スケープゴートを侮蔑することで、読者・聞き手を恫喝し、迎合的な態度を取らせる。
規則⑪ 相手の知識が自分より低いと見たら、
規則⑫ 自分の議論を「公平」だと無根拠に断言する。
規則⑬ 自分の立場に沿って都合のよい話を進める。
規則⑭ 羊頭狗肉
規則⑮ わけのわからない見せかけの自己批判によって、誠実さを演出する。
規則⑯ わけのわからない理屈を使って相手をケムに巻き、自分の主張を正当化する。
規則⑰ ああでもない、こうでもない、と自分がいろいろ知っていることを並べて、賢いところを見せる。
規則⑱ ああでもない、こうでもない、と引っ張っておいて、自分のいいたいところに突然落とす。
規則⑲ 全体のバランスを常に考えて発言せよ
規則⑳ 「もし○○○であるとしたら、お詫びします」と言って、謝罪したフリで切り抜ける。
これは、いわば『ハラスメントは連鎖する ー 「しつけ」「教育」という連鎖 ー』の支配層版です。
「規則①~⑳」はともかく、著者の「東大=ショッカー仮説」や「立場」「役」「職」についての分析はすごく面白いし、的を射ている。。
この本が人に役に立つかは、人によってすごく違うと思う。