新・本と映像の森 244 新村徹『魯迅のこころ 少年少女におくる伝記』理論社、1970年
204ページ、定価600円
なんせ49年前の本です。なぜなら今年になってやっと「初めて」この本を読んだから。
ジュニア向けの本だというけど、充分大人向けです。
魯迅は、かなり現代人に近い人と思います。
1881年紹興に生まれ、若い頃日本へ留学。
小説では「阿Q正伝」「狂人日記」が著名。ボクは評論がいっぱい好きなのがあります。
国民党と共産党が武力対決し、近代化の苦悶に苦しむ中国で文学者たちの中心になって活躍しました。
魯迅の若い仲閒たちは、たくさんの人が国民党の弾圧で血を流しました。
20年代・30年代の中国南部や上海を生き抜いて、上海で書店を経営した内山完造とも深い交流をもちました。
中国における版画の開拓者であることや、文学界内部の論争と統一戦線との関係、中国共産党との関係など興味深い。
岩波文庫の「魯迅評論集」を読み返そうと思う。
< 目次 >
Ⅰ 少年の魂の傷痕(きずあと)
Ⅱ 文学への歩み
Ⅲ 沈黙の時代
Ⅳ 新時代への《吶喊》
Ⅴ 《彷徨》のはてに
Ⅵ 筆を剣として
Ⅶ 不屈の戦士
204ページ、定価600円
なんせ49年前の本です。なぜなら今年になってやっと「初めて」この本を読んだから。
ジュニア向けの本だというけど、充分大人向けです。
魯迅は、かなり現代人に近い人と思います。
1881年紹興に生まれ、若い頃日本へ留学。
小説では「阿Q正伝」「狂人日記」が著名。ボクは評論がいっぱい好きなのがあります。
国民党と共産党が武力対決し、近代化の苦悶に苦しむ中国で文学者たちの中心になって活躍しました。
魯迅の若い仲閒たちは、たくさんの人が国民党の弾圧で血を流しました。
20年代・30年代の中国南部や上海を生き抜いて、上海で書店を経営した内山完造とも深い交流をもちました。
中国における版画の開拓者であることや、文学界内部の論争と統一戦線との関係、中国共産党との関係など興味深い。
岩波文庫の「魯迅評論集」を読み返そうと思う。
< 目次 >
Ⅰ 少年の魂の傷痕(きずあと)
Ⅱ 文学への歩み
Ⅲ 沈黙の時代
Ⅳ 新時代への《吶喊》
Ⅴ 《彷徨》のはてに
Ⅵ 筆を剣として
Ⅶ 不屈の戦士