雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

ことばと詩 33 ルイ・アラゴン「未来のうた」より 20200721

2020年07月21日 14時09分07秒 | ことばと詩

ことばと詩 33 ルイ・アラゴン「未来のうた」より 20200721

ルイ・アラゴンはボクの大好きなフランスの詩人です。これはボクの愛読書である大島博光さん『アラゴンとエルザ 抵抗と愛の賛歌』(東邦出版、1971年)の「エルザの狂人」p394から引用します。


わたしは君に言おう
男は女のために生れ
愛のために生れてくるのだと
古い世界のすべてが変わるだろう
はじめに生が つぎに死が変るだろう
そうしてすべてのものが 分けられよう
白いパンも 血まみれのくちづけも
そうして 夫婦たちの わが世の春が
オレンジの花のように 地上に散り敷くだろう


 毎日のように読んでいたこの本(大島博光さん『アラゴンとエルザ 抵抗と愛の賛歌』)を本棚の隅からやっと今年、引っ張り出してきて見直したのは40数年ぶりでしょうか。

 自伝タイトル「青い銀河とオレンジの花」のルーツのひとつです。


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