雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

福生徒然

2020-09-07 00:04:38 | 面白い
映像やグラフィック系の作品制作の際に、
事前に撮影場所の下見をすることを「ロケ」とか
「ロケハン」などと言ったりします。
正しくは「ロケーション・ハンティング(location hunting)」とか、
「ロケーション・スカウティング(location scouting)」とか、
そんな言葉であるようなのですが、
日本の映像制作現場特有の言葉でもあるようです。
基本的にはアシスタントさんや
ディレクターさんのお仕事となることが多いのですが、
僕さんも時折、出かけて行ったりします。
ただ、勝手知ったる場所の場合、
そんなロケなるものは必要なかったりもして。
先日行っていた福生(ふっさ)という街も
僕にとってはそんな地の一つ。
東京都の西方にあるアメリカ空軍の
「横田基地」と共にあるような街。
以前も「ノーベル文学賞と金網
という記事に記していた通りなのですが......

我が青春の!

18歳から22歳ぐらいまでの!

思い出だらけの街!

だったりもするのです。

楽しい思い出も。

苦しい思い出も。

痛々しい思い出も。

泣ける思い出も。

危なくて恐い思い出も。

沢山ある街なのです。

思えば、

あの頃、

僕さんはアメリカに行きたかったんス。

アメリカ人になりたかったんス。

ええ。

きっと。

甘く、セツナイのでつ(*´ー`*)



我が青春の街ですので、時折、お上品なのです。
しょうがないっす。
この街ではタトゥーもマストっす。
コブシも常に強く握ってないとダメなんす。
昔わ、ですけど。ええ。
屈強な軍人さんやヤンキーズが闊歩してる街っすから。
ナニカトしょうがないのでつ。
負けらんないっす(*`・ω・´)







近年はオールドタウン化していて、
往年の勢いや輝きは失われてしまっている感もあるのですが。
独特の味わいは根強く残っている......といった雰囲気でしょうか。
多くのミュージシャン達は勿論、
村上龍さんとか山田詠美さんとか、
色々なクリエーターさん達に愛されていた
福生らしいアメリカンハウスもチラホラと残ってはいて。
今は博物館?的な見学自由の建物などもあるのでする。
ココの管理人のおねいさんとは仲が良いんす。
僕さん( ´ ▽ ` )ええ。
勿論、玄関にはお決まりのポーチっす。ええ。



お決まりのベンチ。



お隣にある八王子という街で狭いワンルームに住んでいた頃、
とてーーーも憧れていた、いわゆる「米軍ハウス」での暮らし。
お約束の芝生のバックヤードにはバーバキューセットがあったりで。
良いですなぁ。。(=´∀`)





「スローなブギにしてくれ」とか、
福生が出てくる古い映画のシーンとか曲とかを思い出しちゃったり。
浅野温子さんを思い出しちゃったり。
南佳孝さんを思い出しちゃったり。
父親が持っていたこんなステレオで音楽やFEN(現AFN)を
一生懸命聴いていたような気がする......とか。





「ベース・サイド・ストリート(BASE SIDE STREET)」
と呼ばれる、空軍基地の横を走る国道16号沿いは
昔から独特の雰囲気。
ロケにはもってこいの場所。
ドラマや映画でもちょくちょく目にします。
モチモチ♪ベーグルの「HOOP(フープ)」さんとか。
「ブルー・シール・アイスクリーム(BLUE SEAL ICE CREAM)」
さんとか。
沖縄的異国感満載感。



しかし!しかし!
食事となれば!もちろん!の名店!
タイ料理の「カオマンガイ16」さん!
昔からトゥクトゥクが目印なんす。





沖縄にアメリカと東南アジアも加わるトリコロールな空気。
そんな店で是非とも!の逸品は何かって!?
かおまんがい?



レモンソーダ!?



イヤイヤイヤイヤイヤ......
そりわ......



トイレ!っす。
ええ。ええ。
サイコーっす。
華やかっす。
ストリートのアチコチもキュンキュンなんす。









「いつか、いつか、、」
と憧れていた高級オーダーメイドスーツのお店
「K brothers(Kブラザーズ)」さんは最近閉店してしまって。
かなーり泣けちゃうのですけど。
福生の雄。アメカジの老舗
「DE-MO-DE KEY STATION(デモデ・キー・ステーション)」
さんは健在。



同じデモデさんが経営する、
ビッグすぐるハンバーガーが名物のアメリカンなダイナー
「DEMODE DINER(デモデ・ダイナー)」
さんの方も元気。



以前の記事に記していた、
愛してやまなかった青春のカフェバーはもう無くなってますけど。
生き残っているお店もチラホラと。
「イタリアンライス」で有名な
「ウノ・クイント(UN QUINT)」さんとか。



開放的な中庭スペースで
軍人さんと一緒にワイワイ食べるピザが美味しい
「ズコット(ZUCCOTTO)」
さんとか。



名前の通り、ニラ饅頭が美味しい
「韮菜万頭 (ニラマンジュウ)」さん。



個性的な「木を植えるレストラン オーロラ」さん。
石垣島の美崎牛100%のハンバーグのお店。



徐々にではありますが、
若い世代がやり出した今時のお店もチラホラと......
モーテルがコンセプトのカフェ
「ザ・ミント・モーテル(The MINT MOTEL)」さんとか、



アメリカンハウスをそのまま改装した
「CAFE D-13 ときどき五味食堂」さん。







雑貨屋さんも。
エイプリル・フラッシュ(April Flash)さんとか。
ビッグ・ママ(BIG MAMA)さんとか、
アメちゃんと共に歩むバイク屋さんとか。







でもって、コチラさんが以前の記事に記していた、
瓶ビールを片手に巨大な軍用機に向かってギャーギャーと掴まって、
揺すりまくって騒いでいたという金網さん。



アブナイ・クラブ帰りの聖なる深夜の酔っぱらいなんすけど。
だいたい、いつも、お巡りさんに捕らえられ。
駐在所に連れて行かれ。
建物の外にパイプ椅子を出され。座らされ。
夜空の下、長々と説教をされながら、
よくお茶を飲まされていまちたの♡
育ちもガラも良いもので。僕さん。ええ。
昔のおまわりさんわ、
特に福生のおまわりさんわ、
おおらかだったのでつ。ええ。



その交番さんはそのまま!健在で。
何故なのか?見ると嬉しくなってしまう僕さん。
そのままダメな大人になってしまったの♡ごめんなちゃい♪

ダメといえば!

福生といえば!

赤線!

あかせん!

忘れてはいけませぬ!

ご多分にもれず、
僕さんもよく暴れていた!?という名所。
この辺での話はヤバすぎて、
こんなところでは書けないという一抹の寂しさと情けなさ。
ここで気持ち良くなりすぎて、
どこか胸が苦しくなってきて、
とにかくアメリカに行きたくなって、
先ほどの金網の方へと向かっていくこととなってしまうワケです。
そんな、あぁ、無情、な街並み......











駐車場なんて今もって落書きだらけっすけど。
コチラは日本における舞踏派!クラブの草分け
「エディーズ(EDDIE’s)」さん。
新宿だ、渋谷だ、六本木だ、芝浦だ......となる前に、
その基礎文化を創っていった店、街でもあるのでしょうか。
まだ頑張っているようなのですが、
コロナ禍で苦闘中とのことでして......



伝説のクラブ「レッド・バード(RED BIRD)」の後を継いだ
「レッドケイブ(RED CAVE)」さん......は......
これ、やってんのかな?
どーなんてんだろ。心配っす。



ライブハウス系では「チキンシャック(Chiken Shack)」とか
「ウズ(UZU)」とか、赤線以外にも有名どころがありますけど。
赤線のクラブでは、おねーさんが突然!
バーカウンターでポールダンス!
とかし出しちゃったりするのでやんす。ええ。
嫌いなワケなどありましょうか♡



そんな赤線の締めはリリー・フランキーさんの壁画だったりして。
近く取り壊される!?なんていう噂も聞いているのでやんすけど。
ちと心配だったり......
福生は、どーも、「裏」感満載の街なのです。はい。
僕の息苦しさと、
やるせなさと、
怒りと、
憧れと、
敗北感と、
いつかみてろよ......という、
夢にも似た切望とが入り混じり、
アスファルトの様に鈍く、痛々しく光っていた街なのです。


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コメント (4)
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