子供の頃にやった実験で
「棒磁石に砂鉄を撒く」
というものがありました。
その時、砂鉄は棒磁石の端から端へ、S極からN極へ、
中央部分を少し膨らませ、
磁力線に沿って棒磁石の周りを円を描くように繋がって行きます。
その線や形状が地球を取り囲む磁力線の縮図。
地球の磁力線というものも、
この砂鉄と同じように「S極=南極」から出て
「N極=北極」に繋がって行きます。
この南から出て北へ向う地球の磁力線は、
巨視的には地球全体を見えない布壁やオーラのように
ヒラヒラととり囲んでいます。
就寝時に頭を北、
もしくは南向きにして寝る......というのは、この
「地球を取り囲む磁力線に沿って体を置いてあげる」
ということになります。
接骨院や整形外科院にいくと
電極を患部に当てて施す電磁気治療というものがありますが、
考えようによっては、
そんなふうに電極を足裏と頭頂に付けて、寝ている間中、
全身で施術を受けているというようなことにもなります。
一方で、東、もしくは西に頭を向けるというのは、
そんな地球を取り囲むを磁力線に対して、
直角に体を置くという事になります。
ブツ切りの、輪切り的電気治療を足先から頭頂まで、
全身で受けているということになるのでしょうか。
そして、地球は自転をしています。
そのスピードというのは途轍もない早さで、
赤道あたりでだいたい時速約1600キロメートル。
日本の緯度ぐらいでは約時速1400キロメートル。
どちらも「音速」より早い!スピードで回転しています。
なかなか実感は出来ませんが、
僕らはそんな「超高速で回るボール」の上で
生活をしているというのが現実です。
なぜ?
赤道方面の方がスピードが速いのか?
と言うと、
回転する球体において、
同じ時間でも動く距離が長い方が速度は早いという
当然の話しになります。
球体である地球の直径は赤道が最長で、
そこから両極に向かうに従って短くなるので、
北半球においては、
北方向に向かえば向かうほど回転スピードは遅くなる......
ということになります。
そんなスピードで回転しているのですから、当然、
とんでもなく大きな「遠心力」という力もエネルギーも発生します。
もし地球に「重力」という
「物体の自らの方に引きつける力」がなければ、
重力が遠心力に勝っていなければ......
僕らは全て、
この自転の遠心力でもって
宇宙空間に放り出されてしまうというくらいの力。
その遠心力にしても、
スピードと比例して大きくなるものなので、
日本のある北半球においては
自転速度の速い南方向に向かえば向かうほど力は大きくなります。
そして、方角でなく、
上下の空間ということで見れば、
街を逆立ちで歩く人が滅多にいない!?ように、
大地......「重力」が働いている方向......
に対して足を向けて体を置く方が
「体の構造や摂理とのマッチング」
は良くなります。
勿論、それは「遠心力」に対しても同じです。
ブンブン!と手で持って回している、
水の入ったバケツをイメージしてみます。
この時、
水は遠心力でもってバケツの底に張り付いていて、
逆さになっても溢れません。
最も遠心力が働いているのは、
水が張り付いているバケツの「底」部分です。
「遠心力が強い方に足を置く」
と言うことは、
握っているバケツの取手部分に頭を、
バケツの底の方には足を向けて寝る......というイメージです。
その逆はチョッとキツそうです。
本能で感じるにしても......です。
「何故?
力が強い方に足を向けた方が良いのか?」
というと、
ポンプでもある心臓の位置が
「どうしてソコにあるのか?」
ということと合わせて考えてみることで理解出来ます。
心臓は「上下」の話しで言えば体の中央より上寄り......頭寄り......
に位置していますが、
それは血液を一番必要としている器官が頭部であって。
その最大消費地の近くに心臓がある方が
全身の血圧を一定にしやすくなるのです。
そんなふうに、
ただでさえ脳に血液が届きやすくなっている体の構造に、
追い打ちをかける様に頭部に血液を送り込む方向の力が
外部からも掛かって来るということは、ちょうど
「逆立ちしている状態と同じ」
ということにもなります。
逆立ちは、頭部に血液が届けやすいように定まっている
心臓の位置や血液循環構造に、地球の「重力という力」を、
同じ様に「血液を送り込む方向」で加えてしまう行為なわけで。
頭部への血液流入が過剰になってしまうのです。
目も頭もクラクラしてしまいます。
なので、そのことと同じように、
遠心力という力は頭部に血液を届けるという方向で働かせない方が、
体の血圧バランスや脳への過剰な血液流入などのリスクが
少なくなるということになるワケです。
そんなこんなで、
北半球においては、
遠心力が「強く」働いている赤道方面......南......に足。
遠心力の「弱い」北に頭、
という形が体の構造とのマッチングもスコブル良い!
ということになるのです。
もう少しだけ話しを加えれば、
地球自転の中心軸となる「地軸」は、
地球の公転面に対し23.4度傾いていますので、
この傾きによって遠心力の働くベクトル(力の働く方向)も、
地図上では、
北半球で23.4度斜め下の方角=「南東」方向に掛かって行きます。
よって、
そのベクトルと正反対の方角である「北西」は力が弱い方向となり、
頭は北西に向けるのがベストで、体は楽になります。
正確な南北より少しだけズレるということです。
話はココで戻り。
最初に記した地球の磁力線の話しと合わせて考えてみると、
頭を北向きに寝る......北枕で寝る......ということは、
地球の遠心力の負荷を体の構造に合わせて受けながら、
電磁気治療を足先から頭頂まで効率的に受けている状態......
ということになります。
簡単に言うと「北枕は体に良い」ということです。
そして、僕は北枕で寝ています。
昔、実験的に数日毎に全ての方角に向いて寝てみたのですが、
やはり北向きが一番スヤスヤ出来ます。(^^)
で......ヤヤこしい物理の話はここまでで、
この先は、あまり表立って語られない
「北枕の説話」世界に移ります。
つづくぅー っす(`_´)ゞ
☆コメント欄で指摘して頂いたように、
記事に使用していた画像が間違っているモノだったようです。
教えていただき、2022年6月21日に新しい画像に変えました。
「通りすがりの物理教師」さんには厚く、御礼を。
ありがとうございます。(^^)
「棒磁石に砂鉄を撒く」
というものがありました。
その時、砂鉄は棒磁石の端から端へ、S極からN極へ、
中央部分を少し膨らませ、
磁力線に沿って棒磁石の周りを円を描くように繋がって行きます。
その線や形状が地球を取り囲む磁力線の縮図。
地球の磁力線というものも、
この砂鉄と同じように「S極=南極」から出て
「N極=北極」に繋がって行きます。
この南から出て北へ向う地球の磁力線は、
巨視的には地球全体を見えない布壁やオーラのように
ヒラヒラととり囲んでいます。
就寝時に頭を北、
もしくは南向きにして寝る......というのは、この
「地球を取り囲む磁力線に沿って体を置いてあげる」
ということになります。
接骨院や整形外科院にいくと
電極を患部に当てて施す電磁気治療というものがありますが、
考えようによっては、
そんなふうに電極を足裏と頭頂に付けて、寝ている間中、
全身で施術を受けているというようなことにもなります。
一方で、東、もしくは西に頭を向けるというのは、
そんな地球を取り囲むを磁力線に対して、
直角に体を置くという事になります。
ブツ切りの、輪切り的電気治療を足先から頭頂まで、
全身で受けているということになるのでしょうか。
そして、地球は自転をしています。
そのスピードというのは途轍もない早さで、
赤道あたりでだいたい時速約1600キロメートル。
日本の緯度ぐらいでは約時速1400キロメートル。
どちらも「音速」より早い!スピードで回転しています。
なかなか実感は出来ませんが、
僕らはそんな「超高速で回るボール」の上で
生活をしているというのが現実です。
なぜ?
赤道方面の方がスピードが速いのか?
と言うと、
回転する球体において、
同じ時間でも動く距離が長い方が速度は早いという
当然の話しになります。
球体である地球の直径は赤道が最長で、
そこから両極に向かうに従って短くなるので、
北半球においては、
北方向に向かえば向かうほど回転スピードは遅くなる......
ということになります。
そんなスピードで回転しているのですから、当然、
とんでもなく大きな「遠心力」という力もエネルギーも発生します。
もし地球に「重力」という
「物体の自らの方に引きつける力」がなければ、
重力が遠心力に勝っていなければ......
僕らは全て、
この自転の遠心力でもって
宇宙空間に放り出されてしまうというくらいの力。
その遠心力にしても、
スピードと比例して大きくなるものなので、
日本のある北半球においては
自転速度の速い南方向に向かえば向かうほど力は大きくなります。
そして、方角でなく、
上下の空間ということで見れば、
街を逆立ちで歩く人が滅多にいない!?ように、
大地......「重力」が働いている方向......
に対して足を向けて体を置く方が
「体の構造や摂理とのマッチング」
は良くなります。
勿論、それは「遠心力」に対しても同じです。
ブンブン!と手で持って回している、
水の入ったバケツをイメージしてみます。
この時、
水は遠心力でもってバケツの底に張り付いていて、
逆さになっても溢れません。
最も遠心力が働いているのは、
水が張り付いているバケツの「底」部分です。
「遠心力が強い方に足を置く」
と言うことは、
握っているバケツの取手部分に頭を、
バケツの底の方には足を向けて寝る......というイメージです。
その逆はチョッとキツそうです。
本能で感じるにしても......です。
「何故?
力が強い方に足を向けた方が良いのか?」
というと、
ポンプでもある心臓の位置が
「どうしてソコにあるのか?」
ということと合わせて考えてみることで理解出来ます。
心臓は「上下」の話しで言えば体の中央より上寄り......頭寄り......
に位置していますが、
それは血液を一番必要としている器官が頭部であって。
その最大消費地の近くに心臓がある方が
全身の血圧を一定にしやすくなるのです。
そんなふうに、
ただでさえ脳に血液が届きやすくなっている体の構造に、
追い打ちをかける様に頭部に血液を送り込む方向の力が
外部からも掛かって来るということは、ちょうど
「逆立ちしている状態と同じ」
ということにもなります。
逆立ちは、頭部に血液が届けやすいように定まっている
心臓の位置や血液循環構造に、地球の「重力という力」を、
同じ様に「血液を送り込む方向」で加えてしまう行為なわけで。
頭部への血液流入が過剰になってしまうのです。
目も頭もクラクラしてしまいます。
なので、そのことと同じように、
遠心力という力は頭部に血液を届けるという方向で働かせない方が、
体の血圧バランスや脳への過剰な血液流入などのリスクが
少なくなるということになるワケです。
そんなこんなで、
北半球においては、
遠心力が「強く」働いている赤道方面......南......に足。
遠心力の「弱い」北に頭、
という形が体の構造とのマッチングもスコブル良い!
ということになるのです。
もう少しだけ話しを加えれば、
地球自転の中心軸となる「地軸」は、
地球の公転面に対し23.4度傾いていますので、
この傾きによって遠心力の働くベクトル(力の働く方向)も、
地図上では、
北半球で23.4度斜め下の方角=「南東」方向に掛かって行きます。
よって、
そのベクトルと正反対の方角である「北西」は力が弱い方向となり、
頭は北西に向けるのがベストで、体は楽になります。
正確な南北より少しだけズレるということです。
話はココで戻り。
最初に記した地球の磁力線の話しと合わせて考えてみると、
頭を北向きに寝る......北枕で寝る......ということは、
地球の遠心力の負荷を体の構造に合わせて受けながら、
電磁気治療を足先から頭頂まで効率的に受けている状態......
ということになります。
簡単に言うと「北枕は体に良い」ということです。
そして、僕は北枕で寝ています。
昔、実験的に数日毎に全ての方角に向いて寝てみたのですが、
やはり北向きが一番スヤスヤ出来ます。(^^)
で......ヤヤこしい物理の話はここまでで、
この先は、あまり表立って語られない
「北枕の説話」世界に移ります。
つづくぅー っす(`_´)ゞ
☆コメント欄で指摘して頂いたように、
記事に使用していた画像が間違っているモノだったようです。
教えていただき、2022年6月21日に新しい画像に変えました。
「通りすがりの物理教師」さんには厚く、御礼を。
ありがとうございます。(^^)
方位磁針のN極が北を指すということは、地球を巨大な磁石だと考えた場合、北極=N極ではなく、北極=S極になります。
従って、図の磁石はN、Sが逆転しています。
「北枕」の科学的考察は大変興味深く、せっかくなのでより正確な記事へと修正いただけると嬉しいです。
さすが!ありがとうございます!(^ν^)
直ぐに修正しておきます!
記事を見つけてもらって嬉しいです。感謝です。