いやー......びっくり!(*゜0゜)
「雲と螢」。
なんだか沢山の方に読んでもらったようで。
とてもひっそりと記しだしたブログだったので、
ちょっとびっくりしました。
こりゃ調子こいて「雲と螢」の特別編的な話を、
もう一話だけ記しておこうかなぁ......
彼女とは印象的なことが沢山あったので、
今後も書けそうなことがあればまた書ければいいなと思います。
螢との作品作りは、
僕自身「作詩」という点においてはかなり影響をうけました。
特にmihimaru GTとの曲作りなどには、
とても影響が出ていたように思います。
さてさて。とある日の東京。
恵比寿駅のほど近くに建つビルの一階にある小さな会議室。
ガラス張りで明るい陽光が差し込む室内には
木製の大きな長方形のテーブル。
その上には白いマグカップに注がれたホット珈琲が三つと、
ペンとA4サイズの真っ白い紙。
おもむろに向き合って座っている少女......螢と、
ぽんぽこぷーライクな男(僕)。
そして、デザイナーのちーさん(素敵な大人の女性)。
「螢さ、メジャーで作品出したいんだけどさ、、」
とぽんぽこぷー。
「最初だから、
関係者だけに配る特別な限定盤CDを作ろうと思うんだけど、、よい?」
「よい」
と螢。
「よい!?、、そ、、、ありがと。。
でさ、、詩人だしさ、せっかくだからそこに一言
メジャーデビューに際しての螢の言葉を載せたいんだよね。。あっ!
でも詩じゃなくてもいいからさ、何でも、、、よい?」
「よい」
「おっ!? Σ(゜ロ゜ノ)ノ
、、じ、じゃぁね、、ここ。
この紙に書いてくれない?
この真ん中あたりに。
後でスキャンしてレイアウトするからさ。。。ん?
何か怒ってる!? ちみ!?」
「別に。なんで?」
「べ、別に。。」
ペンをとって、さらさら......と、
何やらおもむろに書き出す螢様......さらさら......
じっと見守る僕とちーさん(大人の女性様)。
「出来た」
「おっ!Σ( ̄□ ̄)イイね。。
なんだって!?んんーーーーと。。。」
「おちあがるように」
「!?!?!?!??
ち、ちみ、、や、やっぱ変わってるね。。」
「普通」
——— おちあがるように ———
それが彼女のメジャーデビューの時の言葉。
メジャーには、落ちる様に上がるのだと。
落ちることと上がることはさほど違いは無いらしい。
落ちる人が上がる。落ちながら昇る。
昇る人が落ちる。
昇る時は既に落ち始めている時。
だから上がる時は落ちるように登るんだと。
諸行無常。そんな感じか......
「私はあんまり売れないよ」
「分かってるよ。
だからわざわざインディーズレーベル作ったんだからさ。
でもさ、もっと広く送り出す意味はある気がするんだよね。
この言葉たちは。うん。
なんだかそんな気がするんだ」
「うん。そう思う」
もし今、少し落ち込んでる人がいたら、
少女によると「おちあがる」そうです。
写真は自宅の棚に残るその時作ったプロモーション限定盤です。
僕の宝ものです(^^)
「雲と螢」。
なんだか沢山の方に読んでもらったようで。
とてもひっそりと記しだしたブログだったので、
ちょっとびっくりしました。
こりゃ調子こいて「雲と螢」の特別編的な話を、
もう一話だけ記しておこうかなぁ......
彼女とは印象的なことが沢山あったので、
今後も書けそうなことがあればまた書ければいいなと思います。
螢との作品作りは、
僕自身「作詩」という点においてはかなり影響をうけました。
特にmihimaru GTとの曲作りなどには、
とても影響が出ていたように思います。
さてさて。とある日の東京。
恵比寿駅のほど近くに建つビルの一階にある小さな会議室。
ガラス張りで明るい陽光が差し込む室内には
木製の大きな長方形のテーブル。
その上には白いマグカップに注がれたホット珈琲が三つと、
ペンとA4サイズの真っ白い紙。
おもむろに向き合って座っている少女......螢と、
ぽんぽこぷーライクな男(僕)。
そして、デザイナーのちーさん(素敵な大人の女性)。
「螢さ、メジャーで作品出したいんだけどさ、、」
とぽんぽこぷー。
「最初だから、
関係者だけに配る特別な限定盤CDを作ろうと思うんだけど、、よい?」
「よい」
と螢。
「よい!?、、そ、、、ありがと。。
でさ、、詩人だしさ、せっかくだからそこに一言
メジャーデビューに際しての螢の言葉を載せたいんだよね。。あっ!
でも詩じゃなくてもいいからさ、何でも、、、よい?」
「よい」
「おっ!? Σ(゜ロ゜ノ)ノ
、、じ、じゃぁね、、ここ。
この紙に書いてくれない?
この真ん中あたりに。
後でスキャンしてレイアウトするからさ。。。ん?
何か怒ってる!? ちみ!?」
「別に。なんで?」
「べ、別に。。」
ペンをとって、さらさら......と、
何やらおもむろに書き出す螢様......さらさら......
じっと見守る僕とちーさん(大人の女性様)。
「出来た」
「おっ!Σ( ̄□ ̄)イイね。。
なんだって!?んんーーーーと。。。」
「おちあがるように」
「!?!?!?!??
ち、ちみ、、や、やっぱ変わってるね。。」
「普通」
——— おちあがるように ———
それが彼女のメジャーデビューの時の言葉。
メジャーには、落ちる様に上がるのだと。
落ちることと上がることはさほど違いは無いらしい。
落ちる人が上がる。落ちながら昇る。
昇る人が落ちる。
昇る時は既に落ち始めている時。
だから上がる時は落ちるように登るんだと。
諸行無常。そんな感じか......
「私はあんまり売れないよ」
「分かってるよ。
だからわざわざインディーズレーベル作ったんだからさ。
でもさ、もっと広く送り出す意味はある気がするんだよね。
この言葉たちは。うん。
なんだかそんな気がするんだ」
「うん。そう思う」
もし今、少し落ち込んでる人がいたら、
少女によると「おちあがる」そうです。
写真は自宅の棚に残るその時作ったプロモーション限定盤です。
僕の宝ものです(^^)
ウィキペディアの記事が更新されているので読んでみました。
そこで、ここのブログのことが書かれてあり、ここにたどり着きました。
螢には、私が高校時代に深夜のラジオ番組「螢の星くず」だ出会いました。
その不思議な魅力と、言葉の強さにひかれて、私は連日そのラジオに聞き入っていました。
地方に住んでいたのですが、一度だけ彼女のライブ(多分最後のライブ)にも行ったことがあるんですよ。
私は特に学校でイジメられたとか、そういう経験があるわけではないのですが、
彼女の不思議な魅力に、なぜか共感してしまいました。
そして、彼女はいったいどういった人間なのか、知りたくもありました。
しかし、彼女の背景については誰も、どこにも情報がなかったので、知ることができませんでした。
ここのブログで、初めて彼女がイジメられていたこと
そして周りの人間に認められたことを知りました。
当時、詩を読んでみて、なんでこんなにすごい人が辛い詩を書くのか不思議でした。
これだけの強いカリスマ性を持っていれば、彼女は多くの人を惹きつけることが出来る才能を持っているはずなのに。。
その意味が、なんとなくわかった気がしました。
引退後の情報はあまり公開されず、体調を崩しがちだったので、元気でいるのかが、すごく気になります。
今後も螢のエピソード、楽しみにしています。
今頃どんな雲空の下で、何をして生きているんでしょうね。。
コメントありがとうございます。
ブログは始めたばかりですが、とても嬉しいコメントです。
この記事でのお約束通り、機会あればまた螢の話しを記しますね。
僕の手がけて来た中でも本当に色々面白い思い出があるアーティストですから。
彼女は元気だと思いますよ。とても強い子でしたから。
というか、、「ある」面白い秘密があり、、年齢的には同級生みたいなものでしたが。。大人びている訳です。。これもいつか記してみますね(^.^)
ラジオ番組も彼女のサイトも全て僕のチームで作っていました。
今更ながら本当に嬉しいコメントありがとうございます。
彼女とは、家に送る為に毎日の様に東京、恵比寿から横浜の奥の方まで一緒にドライブをしていました。
一緒にモノ作りしてましたから、タマに互いに煮詰まったりすると気晴らしに遊びに行ったりもしてました。
もう一人、僕のチームに素晴らしい女性デザイナーがいて、彼女ともとても仲が良かったことも思い出します。
才能とコンプレックスというのは常に表裏一体なのでしょうか。。
きっと人は皆それぞれコンプレックスを持っているのではないのかと思います。
もしそうであれば、人は皆それぞれの才能があるのだろうとも思います。
螢もそんな普通の人の一人だと、僕は思っています。
ラジオ番組の制作担当をされていたのですね!実はこれは、かなり嬉しい出会いです。
実は私はそのラジオ番組にハマリすぎて、毎回、当時はMDに録音して、磁気がかすれるくらい聞いていました。
今もそのMD達は大事に保管してあります。今はもうmp3に変換してiPodで聞けるようにもしています。
螢の朗読のときの後にかかるBGM,ピアノの雰囲気がすごく好きで、原曲は何だったのか、今でも探しています。あの曲の選曲もされたのでしょうか?
螢が好きだと言ったアーティストのCDも全て集めているんですよ(笑)ジャニスとか、多かったですよね。
螢ファンの人達は、今でも螢を探しています。当時のファンサイト、秘メ螢を再現して運営を続けている人もいれば、本を出した人もいます。でも、螢に対する気持ちはみんな同じ、元気でいてくれればそれだけでいい。
そんな螢ファンたちにとって、ここの存在はとても大きいです。新たな螢エピソード、期待しています。螢が大人びていたのは何かしらの秘密があるんですね。楽しみにしています。
また、螢関係以外のブログも楽しみにしています。少しずつですが、読み進めています。
まだまだ書きたいことは山ほどあるのですが、ひとまず今日はこの辺で。。。
当ブログの存在を知った時に「話せば長くなるけど俺の話し聴くか」てな、いかにもな感じだったらどうしようかと思っていました。
かといって「俺たちは螢の詩に曲を付ける応急処置をしただけ。後の事は知るか。」てな具合でもむかついてたまらん思いをしたと思います。良かった。良かった。
ブログこれからも読ませていただきます。
とても有り難いコメントです。
10年という時間が書かせてくれたのかもしれませんね。リアルタイムのプロジェクトなどは到底書けるものではありませんし。。。
「朧げな線」という記事でも記しましたが、きっと物事には適切な時期があるのではないかとも思います。
僕の様な業種ではおっしゃる様によく「暴露」、、的なものも時たまあったりしますが、僕にはそれが良い?悪い?なんてことは到底分かりません。
が、少なくとも僕個人の小さな哲学においては、きっと一緒にお墓に持っていく様なことも沢山あるなぁ、、と思ってもいます。
人に喜んでもらう、希望や夢を自分に出来る範囲で懸命に伝えていってみる、、そういう事も仕事の中に少しでも含まれているのであれば、何かを語る時もそれに関わった人間であればその範疇から出てしまう事は人を、自分を、何かを、裏切ることになるのかな、とも思っています。
たとえ絶望にまみれても、その中で少しの希望が見つかったら、そこで初めて何かを記そうかな、、と。カテゴリー分けはそんなふうにしています。
どうか、ごゆるりと。。ありがとうございます(^^)
ラスト二枚、再発できたりしないですか?
私が螢を知ったのは、雑誌のメジャーデビュー紹介でした。
そこに引用されていた「そのくらいの傷では病気にもなれない」という一節にズキッとしました。
私はレールに乗った人生を生きたくなくて、生きられなくて、登校拒否、引きこもり、自傷……とどんどん自分の中にとじこもって生きてきました。
でも、螢に詩があったように、私には小説がありました。
やりきれないどうしようもない感情を、真っ暗な部屋で物語にしてぶつけて何年も過ごしました。
猪野さんの記事を読んで、初めて螢にもイジメや自傷があったことを知りました。
私は螢の背景なんて何も知らなかったのに、当時はネット環境もラジオもなく、本当に詩を聴くだけだったのに、螢に共鳴していました。
つ、ら、い──
その想いが、螢の詩には強烈にこめられていて、その安易な三文字は使っていなかったのに、痛みが伝わってきました。
そして、猪野さんが印象深く憶えてらっしゃる螢のノート、何だか私が十年以上使っている小説のあらすじを書きとめた、キャンパスのノートに似ているなと思いました……
そのキャンパスのノートも、さすがにページが残り少なくなっています。
大嫌いだった学校に、今、何とか通っています。
私は螢とおない年なので、ずいぶんと遅れた女子高生です。
今、螢がどうしているか。
螢と出逢った頃からは想像もできない生活を送る私のように、どうか螢も光の中にいますように……
この記事を書いてくださって、ありがとうございました。
「。。。ずいぶんと遅れた高校生です。」
、、多分、、そんなことは無いと思います。
「時間」というものは全ての人、モノ、、で流れるスピードは違います。過ごしている時間「そのもの」もきっと皆違うと思います。
科学的にもアインシュタインはそれを相対性理論で証明しました(^^)
このブログの「朧げな線」という中でも記しましたが、皆それぞれの個性、環境の中で、それぞれに流れる時間があって、だから自分だけのペースで「必要な時間を必要なだけかけて」歩んでいければ、それが何より貴く素敵な事だと僕は思っています。
ながめさんのような螢の心、、人の心の痛みを分かるような感受性は、、それは諸刃ですから、自分自身も同じ様にキヅつけたりもしてしまうと思います。
持て余してしまうような能力!?だと思いますが、それは螢同様使い方を見出せれば、一つの才能だとも思います。
どうか「良い距離」をとって、大切にしてあげてください。
「心」というものはとても傷付きやすくて、柔らかくて、、それはちょうど玉子の白身の様なもので、回りの硬い殻は厳しい社会や他人からその柔らかい中身を守る思考、知識、理性のようなものだと僕は思っています。
で、黄身があるワケですが、、それが「魂」の様なものではないかと思っています。
きっと白身はその黄身、魂を守る為にぐにゅぐにゅと柔らかく、何時も傷ついたりなんかしていますが、魂はそんな殻や白身、、心のおかげで絶対に傷つきません。
最近、僕はこう思います。
「心より魂で生きよう。。」と。
それは思うに、きっと心で生きるより「強く」生きれると感じています。
魂は絶対に傷つきません。
皆、それぞれの時間を自分のペースでしっかり、ゆったりと歩んでいきたいですね(^^)
コメントありがとうございます。とても光栄です。