この富士神社の案内板を見た瞬間、
僕は再びTBさんとねーさんの言葉を思い出し、
背筋が凍りくような感覚に襲われ、
しばらくその場に立ちすくんでしまいました.......
お話はもう少し続きます。

僕は驚きつつも、ここまでの経緯を思い、
背中のゾワゾワ、ゾクゾクが止まらないまま
掲示板の通りに神社の拝殿奥の方へと進みました。
するとまた掲示板が出て来て......

そこは拝殿の真横で、壁の中に小さな入り口がありました。
入り口の先は壁で覆われているので外からは全く見えない一角。
中に入ると、拝殿を真横から見る、
神社の中庭と呼べるような空間があって、
そこに富士神社と呼ばれる社殿がありました。


「なぜ山王神社(さんのうじんじゃ)の中に?
こんな神社があるんだ?」
僕は社(やしろ)の前でしばし呆然と立ち尽くしてしまった後、
目前にあった説明書きを読み込んでみると......
============================
富士社社殿は、もとは日枝神社の本殿として、
寛延元(1748)年に建てられた。
松田太右衞門による現存数が少ない神社建築である。
流造りに千鳥破風(ちどりはふ)、
軒唐破風(のきからはふ)を取り入れた屋根形態で、
珍しく極彩色が施されていた。
昭和10(1935)年、豪雨で裏山が崩れて本殿が倒壊したため、
昭和13(1938)年に新本殿を建てた。
旧本殿は破損箇所を修理して、末社殿として移築し、
富士社となりました。
平成7(1995)年に外観の極彩色の修理が行われ、
当初の美しい色彩が蘇った。
「富士社社殿附棟札(ふじしゃしゃでんつけたりむなふだ)」
として県指定重要文化財になっている。

============================
何故?
コノハナサクヤヒメ(木花之佐久夜毘売)さんの富士神社にしたのか?
はどこにも記されていなく。
山王神社の神様に聞いても
「この地と富士とは繋がっているのだ」
としか答えてくれず。
「......しかし、驚くべきはTBさん......
アノ人、飛騨高山なんて来たことないし......
この神社のことも知らなかったハズなのに。
でも、という事は、
この後、富士山本宮に行って、また!?ここに!?
戻ってこないといけないのかな......」
僕はTBさんの言葉通りになっていることに心底驚き、
近く、もう一度ココに戻る決意をしました。
「なんだかよくわかりませんが......
ねーさんも富士山と言っていましたので、
また戻ってくることにします。
少しお時間をください。
なにとぞ......」
富士神社に手を合わせながら、
僕はそんなことをボソボソと呟きました。
その後、心身に妙なシビレを感じたまま、
隣にある「産土社(産霊社)」にも合掌。

境内も一通り散策。
天満社や稲荷社もありました。




そんな飛騨山王宮日枝神社を出ると、
市街地に入る直前にあった
「高山神明神社(杉箇谷神明社)」にも立ち寄ることに。
斜度のある階段を上る神社さん。
日枝神社の境外末社のようです。
本殿横に聳え立つ御神木の杉の巨木は樹齢300年以上だそうで......


その御神木の横にはさらに上へと登る階段が。

登った先にあった秋葉神社。
街を火災から守る火伏せの神。
だからなのか高山の街を見渡せます。


そんなこんなの参拝を終え、
ようやく高山市街の中心地である「高山陣屋」に到着。
早朝からのドライブで4つもの神社を訪ね歩いた僕は
少々の疲れを覚え、ここで車を駐車。
街中のカフェで一休みすることに。
車を降りて、ふと、陣屋の上の空を見上げると......
いつもの!?日輪が出ていました。


後からわかったことなのですが、
飛騨山王宮日枝神社はこの高山陣屋の鎮護神でした。
お話は続きます。
☆シリーズ過去記事はコチラ☆
「飛騨高山徒然」
「飛騨高山徒然 2」
「飛騨高山徒然 3」
「飛騨高山徒然 4」
「飛騨高山徒然 5」
僕は再びTBさんとねーさんの言葉を思い出し、
背筋が凍りくような感覚に襲われ、
しばらくその場に立ちすくんでしまいました.......
お話はもう少し続きます。

僕は驚きつつも、ここまでの経緯を思い、
背中のゾワゾワ、ゾクゾクが止まらないまま
掲示板の通りに神社の拝殿奥の方へと進みました。
するとまた掲示板が出て来て......

そこは拝殿の真横で、壁の中に小さな入り口がありました。
入り口の先は壁で覆われているので外からは全く見えない一角。
中に入ると、拝殿を真横から見る、
神社の中庭と呼べるような空間があって、
そこに富士神社と呼ばれる社殿がありました。


「なぜ山王神社(さんのうじんじゃ)の中に?
こんな神社があるんだ?」
僕は社(やしろ)の前でしばし呆然と立ち尽くしてしまった後、
目前にあった説明書きを読み込んでみると......
============================
富士社社殿は、もとは日枝神社の本殿として、
寛延元(1748)年に建てられた。
松田太右衞門による現存数が少ない神社建築である。
流造りに千鳥破風(ちどりはふ)、
軒唐破風(のきからはふ)を取り入れた屋根形態で、
珍しく極彩色が施されていた。
昭和10(1935)年、豪雨で裏山が崩れて本殿が倒壊したため、
昭和13(1938)年に新本殿を建てた。
旧本殿は破損箇所を修理して、末社殿として移築し、
富士社となりました。
平成7(1995)年に外観の極彩色の修理が行われ、
当初の美しい色彩が蘇った。
「富士社社殿附棟札(ふじしゃしゃでんつけたりむなふだ)」
として県指定重要文化財になっている。

============================
何故?
コノハナサクヤヒメ(木花之佐久夜毘売)さんの富士神社にしたのか?
はどこにも記されていなく。
山王神社の神様に聞いても
「この地と富士とは繋がっているのだ」
としか答えてくれず。
「......しかし、驚くべきはTBさん......
アノ人、飛騨高山なんて来たことないし......
この神社のことも知らなかったハズなのに。
でも、という事は、
この後、富士山本宮に行って、また!?ここに!?
戻ってこないといけないのかな......」
僕はTBさんの言葉通りになっていることに心底驚き、
近く、もう一度ココに戻る決意をしました。
「なんだかよくわかりませんが......
ねーさんも富士山と言っていましたので、
また戻ってくることにします。
少しお時間をください。
なにとぞ......」
富士神社に手を合わせながら、
僕はそんなことをボソボソと呟きました。
その後、心身に妙なシビレを感じたまま、
隣にある「産土社(産霊社)」にも合掌。

境内も一通り散策。
天満社や稲荷社もありました。




そんな飛騨山王宮日枝神社を出ると、
市街地に入る直前にあった
「高山神明神社(杉箇谷神明社)」にも立ち寄ることに。
斜度のある階段を上る神社さん。
日枝神社の境外末社のようです。
本殿横に聳え立つ御神木の杉の巨木は樹齢300年以上だそうで......


その御神木の横にはさらに上へと登る階段が。

登った先にあった秋葉神社。
街を火災から守る火伏せの神。
だからなのか高山の街を見渡せます。


そんなこんなの参拝を終え、
ようやく高山市街の中心地である「高山陣屋」に到着。
早朝からのドライブで4つもの神社を訪ね歩いた僕は
少々の疲れを覚え、ここで車を駐車。
街中のカフェで一休みすることに。
車を降りて、ふと、陣屋の上の空を見上げると......
いつもの!?日輪が出ていました。


後からわかったことなのですが、
飛騨山王宮日枝神社はこの高山陣屋の鎮護神でした。
お話は続きます。
☆シリーズ過去記事はコチラ☆
「飛騨高山徒然」
「飛騨高山徒然 2」
「飛騨高山徒然 3」
「飛騨高山徒然 4」
「飛騨高山徒然 5」