こんにちは
漸く、時間が取れました。今週末の3連休は血液病棟は僕がバックアップに入っているので気が休まりません。
他病棟にも進出した入院患者さんを診ていくのはなかなか大変です。しかも、結構重症の方が多い。
先程、中心静脈カテーテルを挿入し(いつもは鎖骨下に入れていますが、今日の方は大腿静脈)、全身管理を開始です。
他にも夕方採血するように指示を出している方が2人。こちらの結果が気になります。
ただ、昨日も今日も当直ではないので(遅くまでいましたが)、明日の当直に備えて…さしあたり洗濯などをしに戻ってきたところです。
洗濯をしている間、Blogを更新します。
妊婦受け入れ不能の問題で産婦人科学会からの提言があったようです。こんな話は昔からではあるのですけど、結局現場の意見が反映されないのが日本なんだと思います。
限界まで来てえらいさんの目に触れるようになってから改革が始まるので後手後手なのでしょう。
<妊婦受け入れ拒否死亡>「産科医月300時間拘束」 学会、厚労相に改善訴え
11月1日9時9分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081101-00000001-maiall-soci
妊婦が8病院に受け入れ拒否され死亡した問題で日本産科婦人科学会(吉村泰典理事長)は31日、舛添要一厚生労働相に「周産期医療と救急医療の連携」などを柱とした緊急提言を出した。
学会は、今回のような母体の救急救命は周産期医療と救急医療の中間的な位置にあるとして「両者の連携が不可欠だが、現行の取り組みは不十分」と指摘。情報交換の迅速化を図るとともに、小児集中治療室の病床不足解消のため重症心身障害児施設の整備などを進めるよう求めた。また、産科医が病院内にいる平均時間が、一般病院で月292時間、大学病院で月341時間にのぼるとの調査結果を示し「過酷な労働の改善と、相応の処遇が必要だ」と訴えた。
舛添厚労相は「国として長期的な医師不足の処方せんは示しているが、提言を生かして短期的な問題の検討も進めたい」と述べ、週明けにも専門家から意見を聞いて再発防止策をまとめる意向を示した。
【清水健二】
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拘束時間だけなら…僕はほとんど拘束されていますよw
友人の結婚式だとか、特別な用事の時くらいしか病院周辺から離れていませんし、よほど病棟に呼ばれないという自信がない限りは飲みに行くこともないです。 最近は健康的だな~w
24×30日=720時間の拘束時間w
まぁ、それは実際というだけで拘束されているというよりは、自分で好きでやっているだけですけどw
ただ、好きでなかったら務まらないだろうとは思います。 真面目な話ですが、今の状況の医療体制は・・・純粋に医者が「自分の時間」「家族との時間」など様々な時間を犠牲にして、「患者さんのための時間」を確保しています。
http://blog.with2.net/link.php?602868
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それは産婦人科や救急だけではなく、多くの診療科で起こっています。診療の面はもちろんとして、その他の分野でもいろいろあります。
患者さんを直接診察する以外にもさまざまな書類作成があります。例えば、保険関係。
僕も必ず一日一回医局に行って、患者さんからの保険の申請書などを書くようにしています。紹介状の返事、その他・・・・。雑用だと思う人もいるかもしれませんが、保険関連は患者さんの生活に直結しますし、紹介状の返事が遅ければ相手の医者の時間や、その後の診療に支障をきたします。
さらに研究関連にしても将来の医療にかかわる重要なことなので、それらを仕事として認めないのはいかがなものかと思っています。
さまざまな理由で医師は拘束されています。一番大きなものは診療上の問題だと思いますが、本当に拘束時間は長いのです。 昨日も最終的に家族が日をまたいでから来ることになったので、そこから説明でしたし・・・・・僕のような睡眠時間超短時間タイプですら厳しいと思うことがあります。
実際の待遇改善は必要だと思いますけどね。
医者になったら自分の時間が削られます。
人の時間を失わせていることに気がつかずに、当然だと思っている国などに対しては「感覚的におかしいかな?」と思うところではあります。
期待はずれのことが起こりすぎているのですが、改善されることを期待して現場に再び戻ろうかと思います。
それでは、また。
P.S 今日は夕食は少し美味しいものを食べる予定ですw