平成25年年賀状として、次の一文を書きました。しかし自分の住所・氏名を書き忘れる大失態。大方の人は、私からの年賀状と理解されたようですが、差出人不明と思った人もいたはず。この場をお借りして、釈明します。
謹賀新年 平成25年、私は次のような初夢をみました。
201×年
政府はTTPを解禁。日本の各医療施設も保険と自費の両刀使いとなった。
保険取扱はもちろん、自費であっても医療施設内では有料の鍼灸治療は認可されなかったせいで、その実効性の関わらず少数の医療施設で、いわばモグリだったので目立たぬ程度に鍼灸治療は行われていたのだが、ここへきて自費であれば医療施設内で正式に施術することができるようになった。これにより、高血圧の治療は内科にて保険治療を行い、鍼灸科にて1回数千円の自費治療といった併用治療が認められるようになったのだ。
当初は、リハ科の片隅で行われた針灸も、次第に法整備が進んできた。
鍼灸は現在は整形外科疾患での患者は多いが、それ以外の疾患の治療も担当していること、また漢方薬に目を向けると内科を中心に各科に及んでいることなどに鑑み、鍼灸も本来は全科の疾患に行う潜在的価値があるので、漢方と鍼灸を一つにまとめた東洋医学科を新設するのがスジではないかという見解が生まれた。
そこで東洋医学科を新設するための法規が追加された。①東洋医学科は専属の医師1名が長となること。その医師は鍼灸・漢方の知識技術を一定時間以上研修した者に与えられる東洋医学認定医であること。②現在のリハ科と同様に、鍼灸施術自体は鍼灸師によって行われてもよいこと。その鍼灸師は、病院勤務する必要上、従来の鍼灸学校教育にプラスする形で1年以上の研修(実地研修含む)を受けること。③東洋医学科を標榜するため、専用の施術室、専用の人員(医師1名以上、鍼灸師1名以上)を有すること。などが決定された。
その一方で、現代の中医師がそうであるように60才未満者の鍼灸開業を禁止するという法律も同時に決定された(移行措置あり。二十年後から実施)。