[二] 歴史的真理と数学的真理
— review (@myenzyklo) 2018年3月25日 - 00:37
歴史的真理について簡単にのべることにすると、即ちその純粋に歴史的なるものだけを考察することにすると、この真理は個別的定在に関するものであり、またある内容に関するにしても、これはその偶然と恣意的性格との側面からすることであり、即ち歴史的な真理が
内容の必然的ではない諸規定に関するものであることは容易に承認せられるところである。――しかしながら、先に実例としてあげたようなもろもろのむき出しの真理でさえも、自己意識の運動なしには存在しない。これらの真理の一つを知るためにも、多くの比較がなされなくてはならないし、
— review (@myenzyklo) 2018年3月25日 - 00:40
また諸文献が参照されなくてはならぬこともあり、その他どのような方法によるにしても、とにかく探求がなされなくてはならない。いな、ひとつの直接的な直観の場合でさえも、その知識はいろんな理由を具えるに至って初めて真実の価値をもつ一廉のものとみなされるのである。
— review (@myenzyklo) 2018年3月25日 - 00:45
たとい、厳密に言えば此処に課題となっているのは、ただむき出しの結果たるべきであるとしても、そうである。
— review (@myenzyklo) 2018年3月25日 - 00:47
(ibid.s39)