夕暮れのフクロウ

―――すべての理論は灰色で、生命は緑なす樹。ヘーゲル概念論の研究のために―――(赤尾秀一の研究ブログ)

民主党の倫理感覚

2010年04月28日 | 教育・文化
 

首相「このまま頑張って」 小沢幹事長続投を支持(朝日新聞) - goo ニュース

ふつうの倫理感覚の持ち主であれば、あるいは、かっての自民党でさえ、政治家の秘書が逮捕されたりすれば、政治家は責任を取って議員の職を辞したものだ。それに比較しても、民主党の政治家たちの倫理感覚は何ともひどいというしかない。鳩山首相が母親からの政治資金の贈与を知らなかったと言い張り、個人献金に見せかけていたのに、政治資金法の違反の罪に問われず、総理の職に留まったままでいるのがすべての発端だった。首相がこれであるから、それ以下の者たちも、トップの首相に倣って、小沢一郎氏のように、秘書が検察に起訴されたくらいでは、職を辞して責任を取るということなど、考え及ぶこともない。

北海道教職組合(北教組)の委員長代理と経理担当が政治資金規正法(企業・団体献金の禁止)違反の罪で、起訴されたときも、献金を受けた民主党の小林千代美衆議院議員は離党も議員辞職もしなかった。これでは、自民党と比べてもあまりにも酷すぎる。日本国民の倫理感覚は、こうした「選良」たちを見本に今後さらに、ますます麻痺してゆくことになるだろう。国民は来るべき参議院選挙で、民主党に鉄槌を下さなければならない。

 

 

 

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