エレベーターを循環運転 日立製作所
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/keizai/20060301/20060301a2200.html
日立製作所は1日、エレベーター2台分の昇降スペースで、多数のエレベーターを循環運転する新技術を開発したと発表した。1台のエレベーターが上下する従来方式に比べ輸送力が大幅に向上するため、国の安全認証を得た上で、早期の実用化を図りたいとしている。
9月オープン決定、ディズニーシー「タワー・オブ・テラー」は日本独自仕様
http://news.goo.ne.jp/news/mycom/it/20060302/20060302-09-mycom.html
タワー・オブ・テラーは、1899年、ニューヨーク、オーナーの失踪という事件により閉鎖された「ホテルハイタワー」が舞台のフリーフォール型アトラクション。ホテルは、その13年後に、歴史的価値ある建築物として見学ツアーが行われているという設定だ。ゲストは、ホテルの最上階にある、いわくつきのオーナーの部屋へ向かうツアー客に見立てられている。そして、乗り込んだエレベータが、突如急上昇・急降下を繰り返し、エレベータ内から数々の超常現象を目にする、という設定だ。
その技術も円熟点に達し、後はその高速性や低振動性など、限られた土俵での改良に凌ぎを削って来たかに見えるエレベーター業界にも、革命が起こっているようだ。
「タワー・オブ・テラー」は、その技術的機構は不明だが、はっきりと「エレベーター」と詠いつつ、突如急上昇・急降下など、在来機種の対極となる動作に、その技術の粋を注いでいる。
一方、「循環運転エレベータ」は、1つの昇降路に1台の「かご」と言う大前提を覆し、これまでには考えられなかったような輸送量を実現するものだ。だが、2台あるエレベーターのうち、片方は常に「上り」もう片方は常に「下り」という仕組みは、慣れるまで多くの人を惑わすことになるかもしれない。
「タワー・オブ・テラー」は、オープン後しばらくは、長蛇の列となり、何時間もの待ち時間となるだろう。ここは是非、日立製作所の技術を導入して、循環運転を実現して欲しい。
待つのが嫌いな人は、新装オープンの「循環型エレベーター」に乗り込み、プチ遊園地気分を味わうのも良いかもしれない。
「あの・・・」
「何でございましょう?」
「これ、さっきから、下りしか来ないんですが。」
「申し訳ありません。上りはこの反対側になります。」
「これ、仕組み的には、上りと下りを切り替えられるんでしょう?」
「ええ。」
「でしたら、交互に運転してみては、いかがでしょうか。」
「それですと、切り替えるタイミングで、一度、お客様全員に降りて頂く必要があります。待ち時間が多くなる分、お客様の利便性が悪くなりますので、このような運用をさせて頂いております。」
「そうですか。不便に思われる方は、いらっしゃらないのでしょうか?」
「殆どのお客様は、お慣れになっているようでして、特に苦情も頂きませんが。」
「そんなものでしょうか・・・」
「お客様、念のためお知らせしておきますが、『新装オープンの循環型エレベーター』は、あちらになります。」
「えっ?では、これは、最新式ではありませんの?」
「ええ、そちらは、従来型の『エスカレーター』でございます。」
| Trackback ( 0 )
|