mika日記

物を少なくシンプルに暮らしたい
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ゲルソン食事療法とは

2015年12月22日 | ゲルソン食事療法
夫ががんになった原因は、いろいろありますが
そのなかでも大きな割合を占めているのは食事ではないかと思い
ゲルソン食事療法は、かなり効果があるのではないかと考えました。

もともと我が家は、食事には気をつけているほうでした。

調味料や食材にはこだわっていますし
電子レンジもテフロン加工のフライパンも使いません。

でも、夫は体を大きくするため食べる量が多く
病気になってしまったのだと思います。

ゲルソン食事療法のマックス・ゲルソン博士は
がんは栄養障害、代謝障害による病気と定義づけました。

1930年代、もう80年以上前です。

参考にしたのは、この2冊です。

本屋さんで探しても見当たらないので
図書館で何度も何度も借り
でもやっぱり手元に置いておきたくなり
ネットで探して買いました。


左は、マックス・ゲルソン博士のお嬢さんが書かれたもの。

右は、日本人の星野仁彦先生が書いたものです。

星野先生はお医者さまですが、ご自身が大腸がんになり
その後転移され、ゲルソン食事療法を行い
今現在もお元気にされています。

マックス・ゲルソン博士はドイツの方なので
どうしても日本の食事や習慣に合わないこともあります。

それを星野先生は、厳格ながらも日本人の食生活に沿わせて
改善しておこなっております。

星野先生はお医者さまなので、きちんと医学的に証明しながら改善しています。

わたしたちは、まず初めにドイツのゲルソン博士の方をできるだけ忠実に行い
半年ぐらいしてから、少しずつ星野先生の食事療法を取り入れていきました。

ゲルソン博士の本は、医学書的で少し難しく
わたしの頭では全て理解することはできませんでしたが
わたしなりに考えて、できる限りきちんとおこないました。

若干違うこともあるかと思いますが
わたしたちが行なった方法について書いていきたいと思います。

ゲルソン食事療法は、かなり厳格な食事療法ですが
簡単に言うと、新鮮な果物や野菜を大量に摂取するということが1番にあげられます。

1つ目は、にんじん・りんごジュースです。

にんじん・りんごにレモンを入れて絞ったジュースを
8オンス(226g)を1日13杯飲むというものです。

テレビでは放送されませんでしたが、ゲルソンではこれが1番の要です。

そして2つ目は、テレビでも放送されましたが
塩抜き・たんぱく質抜き・油抜きということです。

油は亜麻仁油のみ、常温で摂ってOKです。

今流行のオメガ3のオイルである亜麻仁油をもう80年以上前から
取り入れていたなんて画期的ですね。

その他にも、たくさん摂った方がよいもの
摂ってはいけないものetc
細かく細かく決まりがあります。

私はなかなか覚えらなかったので
自分でまとめて表にし
キッチンに置いたり、お買い物に行く時に持ち歩いたりしていました。

この食事療法をおこなおうと思った理由のもう1つに
抗がん剤の副作用を減らしたいということがありました。

みなさんの体験記を読むと、この食事療法を行うことで
抗がん剤の副作用が激減しているのです。

悪性リンパ腫は、手術で患部を取り除けませんが
抗がん剤がよく効くといわれています。

抗がん剤に関しましては、賛否両論ありますが
全身に広がったがんを退治するためにも
夫には抗がん剤は必要だと考えました。

ただ、辛い治療を続けるには、体力も気力も弱ってしまいます。

抗がん剤の副作用が少なければ少ないほど
その分治療にも取り組みやすくなると思うのです。

食事療法の詳しい内容につきましては、長くなりますので
また少しずつ書いていきたいなと思います。




この食事療法や治療方法、その他は
夫の場合は合っていたものの
誰にでも同じ効果があるかわかりません。

病気や症状、体質、性格、生活環境によって
合う合わないがあるかと思います。

夫の場合も、病院での血液検査の結果をみながら
症状や容態、体調、精神状態、食欲などなど
細かく見ながら進めてきました。

こんなことをやっている人もいるんだなーぐらいの
参考程度にしていただけると幸いです。

















がんになった原因をわたしなりに考察しました(追記あり)

2015年12月22日 | 病気と治療
*追記
この記事はがんになって1年後に書いたものですが
2020年1月、がんになって5年後に新たにがんになった原因を考えてみたブログを最後にリンクしておきます。
そちらも合わせてご覧いただけると幸いです。

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ゲルソン食事療法のことを書こうと思いましたが
その前に、なぜ病気になったのか
まず最初に原因を考えてみましたので書いておきます。

病気を治すためには、何が原因か知っておく必要があると思うのです。

医学的には、これが原因とははっきりいえないと思います。

でも、せっかく頑張って辛い治療をして治しても
元の生活に戻ったらまた病気になってしまうと思うのです。

ダイエットで例えると
頑張ってやせたとしても
元の生活に戻してしまったら
リバウンドしてしまいますよね。

どうして太ってしまったのか、
食べすぎなのか、運動不足なのか、ストレスなのか、
何かの病気や薬の影響なのか・・・
原因が分かれば、それを改善した生活をすれば
おのずとやせますし、きっとリバウンドもしないでしょう。

ダイエットならまだしも、病気は命に関わりますし
がんは再発してしまったら、取り返しが付きません。

なんとか病気を治し、再発しないように、原因を私なりに考えました。

夫は10代の頃にプロレスに入門し
細かった体を大きくするために
たくさんたくさん食べてきました。

プロテインやサプリメントも大量に摂ったと思います。

そのお陰で、ガリガリだった少年は、立派なレスラーになれました。

結婚して大変だったことは、激しい練習ですぐに痩せてしまうため
体を大きくするための食事を作らなければいけないのですが
脂肪はつけたくないので、低脂肪高たんぱくの食事を
大量に用意しなければならなかったこと。

鶏皮はもちろん、豚の薄切り肉の脂の部分も1枚ずつ包丁で切り取っていました。

また、練習で疲れて食欲がなくなるので
美味しい味付けで工夫し、食が進むようにしなければなりません。

そうやって、食べて食べて大きな体を維持してきました。

引退してからは、体重は少し落としたものの
ミヤマ☆仮面のイメージは筋肉でしたので
いつも「たんぱく質、たんぱく質」と言って
大量の鶏肉を摂っていました。

ゲルソン食事療法のマックス・ゲルソン博士は
がんは栄養障害、代謝障害による病気と定義付けてます。

こんなに栄養を摂っていて、栄養障害なんて不思議に思いますが
栄養が偏っていたのだと思います。

たんぱく質は大量に取るし、量を食べるので薄味にしてもおのずと塩分量は高くなります。

その割には、酵素やビタミン、ミネラルが足りなかったのです。

大量に食べることで、内臓の負担も多くなります。

血液も汚れ、血液のがんになったのかもしれません。

また、前代未聞の昆虫イベント用を起業し
休みはほとんどなく、いつも忙しく
ストレスもたまっていたのだと思います。

濾胞性リンパ腫は、年単位で進む血液のがんです。

長い間、色々なものが蓄積されてきたのかもしれません。

また、末端冷え性なのも、原因の1つだと思います。

体が冷えると免疫が下がり、病気になりやすくなります。

夫はいつも運動をしているし、筋肉質の体なので代謝がよく
ごはんを食べただけでも暑くなって、真冬でも裸になります。

が、そんな時でも手足はいつも氷のように冷たいのです。

プロレスは怪我が多い仕事ですので
血流が末端まで行かなくなってしまったようです。

これらを考察すると、まさに職業病だなと思います。

いままで頑張ってきた勲章だともいえますね。

でも、ここで終わるわけにはいきませんので
これらの原因を取り除き
病気を治すのはもちろん、二度と再発しないように
生活改善をしていきたいと考えました。


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これは、あくまでもわたしの考察でして
正しいか正しくないか分かりません。

20年間夫を見てきて思ったことです。

1年たった今、良い方向に向かっているので
間違ってなかったとも思いますが
5年後10年後どうなっているか不安でもあります。

でも、その時その時の様子をみて
常に最善を尽くしていくしかないかなと思ってます。




ゲルソン食事療法との出会い

2015年12月22日 | ゲルソン食事療法
大学病院で夫が悪性リンパ腫と診断されました。

これは、大変なことになったと思いました。

絶対に治さなければならない。

なんとしてでも助けなければいけない。

お家に帰ってから、悪性リンパ腫という病気について
ひたすらネットで調べました。

どんな病気なのか、
どんな治療をするのか、
なにが効くのか。

また、病院の治療以外でも
なにか治せるものはないか、がんに効果があるものはないか
ひたすら調べます。

そんな中、娘が言いました。

「海外に留学しているお友達が
海外では、末期がんの人はみんなゲルソン食事療法というのを
やっていると教えてくれたよ。
日本ではあまり知られてないけど、海外では普通に知られている療法みたいだよ。」

初めて聞く「ゲルソン食事療法」を早速ネットで調べました。

ですが、あまり詳しい情報はありません。

なにか本はないかと調べたところ
図書館の書庫にゲルソン療法の本があることが分かりました。

すぐに図書館に向かいました。

その他にも、「がんを治す」とか「がんに効く」という本を
片っ端から借りました。

家族みんなのカードを使って、数十冊です。

様々な本を読み漁りましたが
ゲルソン療法は一番大変な療法だと思いました。

でも一番助かる可能性があると思いました。

なぜなら、治療もできないような末期の患者さんが
何人も元気になっているからです。

これにかけてみるしかないと思いました。

夫もそう思ったようです。

藁にもすがる思いでした。

もちろん、ゲルソン食事療法だけで、がんが治るとは思いません。

自分達が吟味して納得した治療法を
ありとあらゆるものを試してみて
できることは全部やろうと思いました。

ゲルソン食事療法については
次に書きたいと思います。