日本企業とりわけ自動車メーカーは海外でも不祥事をおこします。フィリピンでは、トヨタについで日産でも争議が起きているようです。
以下、TMPCWAを支援する会からの紹介記事です。
以下転載
PAMANTIK-KUMニュースリリース
2006年11月28日
日産労働者は最高裁判決に従う
制服に身を包んだ100名以上の日産労働者が、昨11月27日の午前6時半頃、ラグー
ナ州サンタロサ、バランガイ・プロング・サンタクルスのシティオ・アラタンに
在る、会社の門前に整列した。労働者達は、最高裁の最終判決に基づいて職場に
戻ることを認めよと要求した。
しかしながら、日産の労働争議に対する最高裁の判決を実施してもらいたいとい
う誠実な申入れであると労働者達が称している彼らの粘り強いにもかかわらず、
会社の警備員は労働者達の入構を阻んだ。そのために大渋滞の列が出来た。
最高裁は、去る2006年10月31日にその最終判決を下して、事件の明確化を発し
た。判決は、16名の組合執行委員を解雇としながらも、144名以上の日産の正規
労働者を復職させることを命じた。この最高裁判決は、労働雇用省(DOLE)と高
裁のさきの判定を支持したものである。
「労働者達は、日産経営陣にその違法に解雇した労働者達を復職させることを命
じたDOLE、高裁および最高裁から6度にもわたり、同内容の勝訴判決を得てき
た。それなのに、現在もなお、日産は裁判所の判決に従うことを拒否している」
と、フィリピン日産自動車株式会社の解雇された執行委員の一人でもあるエドゥ
アルド・アリサ委員長が語った。
アリサ氏はさらに、「彼(デレオン氏)には、労働者達が会社に戻るのを妨げる
理由がない。際高裁判決は、自己執行力があるのであり、それゆえに労働者達は
ここに来て職場に戻すて仕事に就ける体制が調っているのである」と述べた。
一方、戦闘的なPagkakaisa ng Manggagawa sa Timog Katagalunga
(PAMANTIK-KMU)は、日産労働者に対する支持を表明している。PAMANTIKのルス・
バクロ書記長によれば、「、この最後の最高裁判決を勝ち取るまで闘い続けてき
た日産労働者の確固たる態度のお陰で、全労働者階級が光栄に浴す。団結が日産
労働者達を彼等の正統な権利のために闘うよう結束させたとすれば、最高裁判決
を確かかなものにするのもまた団結にある」という。
労働者達は、この最高裁判決を、5年におよぶストライキを収束に向わせる意義
深い折り返し点であるとみなしている。労働者達は、日産経営陣は、団交の続行
中にもかかわらず、144名の正規労働者と16名の執行委員を違法に解雇したとい
う理由で、2001年10月21日以来、ストライキを行ってきた。
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日産自動車のWebサイトに海外の主な事業所としてフィリピン日産自動車会社
が以下のように掲載されています。
フィリピン日産自動車会社
所在地:Barangay Pulong Sta. Cruz, Sta. Rosa, 4026 Laguna,
Philippines
事業内容/生産品目 セフィーロ、セントラ、X-TRAIL
以上
労働者の国際的連帯が今ほど問われているときはありません。