全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

渡辺社長の発言

2006年12月16日 17時04分35秒 | Weblog

共同通信の配信記事です。

以下転載

一部製品開発計画見直し 品質維持でトヨタ、米紙
(2006.12.12)
2006/12/12 11:17

 【ニューヨーク11日共同】トヨタ自動車が品質維持に向け、一部の全面改良車や新型車の投入時期を遅らせるなど製品開発計画を見直していたことが11日、分かった。同社の渡辺捷昭社長が米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)とのインタビューで明らかにした。

 渡辺社長はリコールの増加に関連し「2カ月間の調査で十分な品質検査なしに発売を急いだケースがあった」と認めた。

 このため、数年先の製品供給計画を再考。試作車による実験を増やすなど当初計画より品質検査に時間をかけることを決めたという。ただ、具体的な車種名や延期期間は明言を避けた。

( 共同通信 )

以上

この問題は、生産現場で3割を越える非正規の期間工の存在とも深く関わりがあるのではといわれます。もちろん、期間工の中にも優れた技能の人がいます。しかし、今のままでは技能の習得や警鐘は不十分でしょう。それが先日紹介した期間工の正社員化とも深い関わりがあるのでしょう。



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話題

2006年12月16日 12時28分26秒 | Weblog
 マスコミはもっぱら来春闘への各組合の動向に関心を寄せている。
先日、某記者が全トヨタ労働組合に電話をしてきたときも、トヨタ
自動車労働組合の賃上げ要求の気配が把握できないとのことで、
「要求をされると思いますか」と尋ねてきた。
 
 いさなぎ景気を超えると言われる好景気とトヨタ自動車の
好決算下でベースアップ要求を見送るだろうか。
 
トヨタは今後株主還元を30%まで高めていく方針をもっている。
 しかし、企業の利益を稼いでいるのは「誰だろうか」と考えたときに、
従業員の頑張りに応えずして、企業の健全な発展は有りうるのだろうか。
 設備投資はがんがんやれど、人への投資が止まったままでは、
設備はどんなに立派でも動かす人に納得と理解がなければ動きません。
 
 来春闘はトヨタ企業もトヨタ労組も全体の牽引車になりたくない
のだろう。陰に隠れて嵐が去るのを待っているようだ。
姑息なやり方は世間のしっぺ返しが来る。
 
 すべての労働組合は、働いていることに自信と誇りを持って、
正規非正規問わず労働条件向上に積極的に取り組むべきです。
 労働組合運動は国造りの視点を忘れずに挑戦したいものです。
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