アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アラカシ - 岡崎市わんPark

2019-05-14 11:24:11 | みんなの花図鑑

新芽が赤っぽくきれいだったアラカシにも 花がいっぱい。




ブナ科 コナラ属
学名:Quercus glauca





コナラ属の花はみなよく似ている。下垂する雄花はあまり太くなく地味である。カバノキ科の木が太い雄花を下垂し、シイが吹き上げるように黄色い花を付けるのと、対照的。(木々のうつろい「アラカシ(粗樫)-春 (2003.4.26)」)




さらに目立たぬ雌花は上部の葉腋に数個付き、秋には15-20mmのドングリになる。(同上)
写真は ありません m(_ _)m




アラカシはコナラ属なので、クヌギより肌が荒々しくないのですが、それでも こんなにカブトムシの開けた穴が (^^ゞ



エノキ - 岡崎市わんPark

2019-05-14 11:05:17 | みんなの花図鑑

エノキの 雄花・雌花に嬉々としていたのは つい昨日のこと。

(「つい昨日」とは 実際には 一か月以上まえ ↓)
エノキ - 安城市JJ 2019-04-05

エノキ - 堀内公園(安城市)2019-04-09

エノキ - 北野廃寺(岡崎市)2019-04-09

エノキ - 矢作川(岡崎市)2019-04-10





月日の経つのは早いもの (´v_v`)
もう、青い実をいっぱいつけている。




果実は小さいが甘いので鳥がよく食べ、糞の種子が発芽して思わぬところにエノキの幼木を見ることがあります。
エノキ というのは 鳥が好んで食べるから「餌の木」、という説もあるくらい \(^o^)/




葉っぱだって 食べられそうじゃありませんか )^o^(
エノキの葉の特徴 : 鋸歯が先半分だけあります。
主脈の左右が 非対象。




しっかりした、地味な肌です。




ヤマグリ - 岡崎市わんPark

2019-05-14 10:18:20 | みんなの花図鑑

これは わんPark内に植栽されていたものではなく、雑木林の林縁に何本もあったものです。葉を見て クヌギかと思いましたが、こんな花(のつぼみ)をつけているので、検索して 「ヤマグリ」にたどり着きました。いわゆる 栽培されているクリ の原種となっているものです。




ですから、花や 葉は よく見る クリ と同じです。つぼみは雄花で、これが咲きだすと 特有のにおいをまき散らすのです。




さっきのつぼみは 雄花。で 枝に 別の褐色のものがついています。これは 雌花でしょうか?




でも、雄花がまだ咲いてないのに、果実の赤ちゃんが生っているのは変ですよね?




調べてみると、これ栗の木につく虫こぶでした。
ハチの名はクリタマバチ。そしてこの虫こぶの名がクリメコブズイフシだ。この虫こぶができるとクリの実が成らず木が枯れることもあるので、クリタマバチはクリの害虫とされている。
 (尾崎煙雄)




ヤマグワ - 岡崎市わんPark

2019-05-14 09:56:41 | みんなの花図鑑

樹の横に ちゃんと樹名と解説板があって、そこには「ヤマグワ」と書いてあるから、間違いないのだが・・・
そもそも 子供のころ食べた クワの実、あれは ヤマグワの実だったのか、マグワの実だったのか??
(↑ 歳が分かりますね (+o+))





なぜそんなこと考えたかというと、樹名板の解説に
「4~5月に開花し、果実は6~7月に赤色から紫色へと変化成熟し、イチゴ状の甘い集合花を作ります。
樹皮は和紙の原料、葉は養蚕用、実は生食されます。」
と書いてあったからだ。
この記述は、畑で「お蚕さん」用に栽培していたクワに そっくりあてはまるのだ。あれはヤマグワだったのか。だとしたら、マグワはどこにいけば出会えるのか?





ある図鑑の記事にいわく「マグワの葉はヤマグワの葉に比べて、葉先が短い、光沢が強い、鋸歯がやや丸いなど」。しかし 目の前に2種を並べて比較しているわけではないのだから、これは判別基準にならない。
その記事の続きにいわく「もっともわかりやすい区別点は果実に花柱が残らないこと」とある。
つまり、「食べたときにもシベがモシャモシャしない」ければ、とりあえずマグワなのだ。

道草です。
シリアでは 樹高10mくらいある桑の木を畑に植えてます。お蚕さん用ではなく、クワの実でジュースをつくるんです。木の下にシートを敷いておいて、長い竹ざおで 桑の実を叩き落として収穫するんですよ(^^