アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ショウキウツギ - 安城デンパーク

2019-05-21 13:01:21 | みんなの花図鑑

ウツギの名がつく木、その3。
ショウキウツギは スイカズラ科ショウキウツギ属。





ショウキの名は 果実が端午の節句に飾るショウキ様のアゴヒゲに似ていることから。





花は終わりかけで花弁の縁に傷がついているものがあるが、花弁の橙色の網目模様が特徴。





別名 アケボノウツギ、コルキッツア。





ヒメウツギ - 安城デンパーク

2019-05-21 12:57:39 | みんなの花図鑑

ウツギの名がつく木、その1。
花がウツギ(卯の花)によく似たヒメウツギ。




ウツギもヒメウツギも アジサイ(←ユキノシタ)科ウツギ属。





ヒメウツギは ウツギに比べて背が低いです。ウツギが樹高2-3m になるのに対し、ヒメウツギは高くても 1.5mくらい。よく見るのは たいてい1mくらいでしょうか。



セイヨウカンボク - 安城デンパーク

2019-05-21 10:20:47 | みんなの花図鑑

似たものどうし。先ほど ヤブデマリ(とガクアジサイ)を取り上げましたが、その続編で、セイヨウカンボク (と ヤブデマリ)!
中心に両性花、周囲に 白い蝶形の装飾花。こりゃ どうみても 名前が違うだけだね?!





カンボク(肝木)、ヤブデマリ(藪手毬)は、レンプクソウ科・ガマズミ属ですが、以前はスイカズラ科に分類されていました。
セイヨウカンボク の樹名板には
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Viburnum opulus 'Roseum'
セイヨウカンボク 'ロゼウム'
 レンプクソウ(スイカズラ)科
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と書いてあります。
先ほどの ヤブデマリは Viburnum plicatum var. tomentosum でしたから、同じ科ですね!





カンボクとオオカメノキ(ムシカリ)の花は 周囲の花冠は5裂し、完全な形でよく似ていますが、カンボクの葉の形は広卵形で3裂するのが特徴で、他の似た種との区別ができます。

ヤブデマリの周囲の花冠は5裂しますが内側の裂片が少し小さく、1個だけがとくに小さいことで区別できそうです。
(山野草を育てるNori&Wako「カンボク(肝木)、ヤブデマリ(藪手毬)の比較」)



ヤブデマリ - 安城デンパーク

2019-05-21 09:27:11 | みんなの花図鑑

ヤブデマリなんですが、ガクアジサイにそっくりと思われませんか ('_')
中心に 小粒の両性花。周囲を大きな花びら(萼片)の装飾花が取り囲んでいます。
↑ ね、そっくりでしょ(^_-)





でも、ガクアジサイの装飾花は 4弁なんです。アジサイの別名に 「よひらの花」というのがあります。「四片の花」または「四葩の花」です。





対して このヤブデマリの装飾花は 5弁ありますが、その一枚が極端に小さいので、やはり4弁のように見えます。
なので結局、両方とも白い蝶がとまっているように見えるのです。





ヤブデマリの装飾花について 5裂したものとする表現もあります。(↓)
「花序の中心部には小さな両性花が多数つき、そのまわりを直径2〜4cmの白い装飾花がとり囲む。装飾花は深く5裂して平開する。裂片は1個だけがとくに小さい。」(松江の花図鑑)






ヤブデマリは Viburnum plicatum(ヴィブルヌム または ビバーナム) レンプクソウ科。
ガクアジサイは Hydrangea macrophylla ユキノシタ科(アジサイ科とも) 。

ヤブデマリを改良して オオデマリ(大手毬) が生まれました。
ガクアジサイを改良して アジサイ(紫陽花)ができました (#^.^#)