アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

キショウブ - 安城市JJ・田の畦

2019-05-18 21:36:49 | みんなの花図鑑

アヤメ科特集、その3 は、キショウブ。
キショウブは(学名: Iris pseudacorus )は アヤメ科アヤメ属の多年草。





キショウブは水田の畦に植えてありました。





西アジアからヨーロッパ原産の植物で、明治頃から栽培されていたものが日本全国の水辺や湿地、水田脇に野生化している上に、林縁など湿地以外の場所にもよく生育するため、拡大の懸念がある。(wiki)





観賞用に栽培されているハナショウブには黄色系の花がないため、その貴重性から重宝されたが、湖沼や河川などへの拡散が問題となっている。(wiki)





注意したいのは、キショウブや ハナショウブ(Iris ensata var. ensata) は ノハナショウブ(Iris ensata var. spontanea)の園芸種です。
ショウブ(菖蒲)の園芸種ではないということです。
「菖蒲湯等に使われるショウブは、ショウブ科(古くはサトイモ科)に分類される別種の植物である。」(wiki)



サキガケアヤメ - 安城デンパーク

2019-05-18 17:55:05 | みんなの花図鑑

銘板に 「サキガケアヤメ」と書いてあったので、そのままタイトルしましたが、通常のアヤメより早く咲くからということ以外、形態的な違いがよく分かりません。





学名でみてみると、
アヤメ     Iris sanguinea
サキガケアヤメ Iris sanguinea cv. (Iris ensata var. ensata)
カンザキアヤメ Iris unguicularis
イチハツ    Iris tectorum
ジャーマンアイリス Iris germanica
ニオイイリス  Iris florentina
。。。
となっていまして、アヤメとサキガケアヤメは ほとんど同じ(ちがう学名もあり、混乱しています)。





外花被片(下側)の付け根に網目模様があり、文目紋で アヤメの特徴と同じです。





葉も同じようだし・・・





早く咲くこと以外、特にちがいは見当たらないようです。




イチハツ - 安城デンパーク

2019-05-18 14:11:52 | みんなの花図鑑

中国原産の アヤメ科の イチハツ。





基本的に花の色は青紫。まれに白花もあるそう。





よくジャーマンアイリスやその仲間のニオイイリスと間違われる。





イチハツの花の下側に垂れる外花被片の付け根には、このような とさか状の突起がある。
アヤメは ここが 文目紋と呼ばれる網目状の模様がある。
ジャーマンアイリスはここが黄色いブラシ状になっている。(ニオイイリスも同様)




リュウキンカ - 安城デンパーク

2019-05-18 10:26:17 | みんなの花図鑑

デンパークを入って左手の 風車の広場 のさらに奥、人工の「せせらぎ」があります。
この黄色い花はそこに植わってました。
検索したら、どうも リュウキンカ らしい。





wikiの「リュウキンカ」の「分布と生育環境」の項を読んだら、「日本では、本州、九州に分布し、アジアでは朝鮮や中国に分布する。水辺や湿地などに生育し、ミズバショウの群生地で見られることもある。」
とあるので、「せせらぎ」に植えてあるのは最適!と判明。





いっしょに植わってる スギナの茎みたいなのは 砥石になる トクサ。





リュウキンカは 「立金花」。
学名: Caltha palustris L. var. nipponicaH.Hara

茎が直立し、黄金色の花をつけることから立金花と呼称されるようになった。属の学名となっている Caltha はラテン語で「強い匂いのある黄色い花」という意味を持つ。(以上、wikiより)




リュウキンカは キンポウゲ科の花。
花弁のように見えるのは 萼片だという。「花弁に見えるのは萼片で、ふつう5枚、ときに6-7枚」(wiki)
それにしても このつやつやの花びら、もとい、艶のある萼片、どこかでみたぞ!
そうだ、 同じキンポウゲ科の キツネノボタン にそっくりだ。





トベラ - 豊田安城自転車道

2019-05-18 09:57:40 | みんなの花図鑑

シャリンバイとトベラを一緒に見たかったら、豊田安城自転車道をサイクリングするといいです )^o^(





とくに 三連水車付近には 古いトベラの樹が多く植わってます。





トベラは トベラ科トベラ属。
漢字で 「扉」と書きます。
wikiによると、「枝葉は切ると悪臭を発するため、節分にイワシの頭などとともに魔よけとして戸口に掲げられた。そのため扉の木と呼ばれ、これがなまってトベラとなった」とあります。





近づいて シベを見ると、5本の雄しべと、めしべがあるように見える。
どの写真を見てもそうだから、トベラは 両性花 かと思ったら、「雌雄異株」とある。





「トベラは雌雄異株。
 雌株に咲く雌花は雌しべが目立ち  雄しべは小さく役には立たない
 雄株に咲く雄花は雄しべは長く伸びるが雌しべは小さい」 (神戸の花と木)

う~ん、そうすると、私は 雄花の写真ばかりを撮っていっということか?!
秋には べっとり赤く熟した 雌株の果実ばかり、写真を撮ってるというのに!


シャリンバイ - 豊田安城自転車道

2019-05-18 07:58:29 | みんなの花図鑑

つい先だっても取り上げましたが、白い花とともに 赤い葉のシャリンバイも眼を惹きます。





新芽が赤いのは 他の木でもよくあるんですが、これは 壮年の葉がところどころ赤いのです。





シャリンバイではよくあることで、複数のブログの方が注目されています。





シャリンバイはバラ科ですが、バラ科の葉に特有な現象でしょうか。
あるいは マルバシャリンバイ、ヒメシャリンバイという種に特徴的な現象でしょうか。