アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

キキョウソウ - 川島河川敷公園(矢作川)

2019-05-29 10:48:34 | みんなの花図鑑

キキョウソウは キキョウ科キキョウソウ属の帰化植物。





花も葉も段になってついているので、段々桔梗(ダンダンギキョウ)の別名がある。
よく似た ヒナギキョウソウ は キキョウソウより葉が細く、頂上に一輪だけ花が咲く。





雄しべ5個、花糸は短く、長さ約1㎜、葯は線形、長さ約2㎜。(三河 植物観察)





雄しべ先熟で、雄性期には花柱は棍棒形、有毛、花粉がつく。花粉が出終わった雌性期に柱頭は3裂する。(同上)





花は葉腋に1~3個つき、茎の中部以下では閉鎖花となり、萼裂片が3~4個と少ない。(同上)




ニワゼキショウ - 川島河川敷公園(矢作川)

2019-05-29 10:11:16 | みんなの花図鑑

アヤメ科の帰化植物。
アヤメ科らしく、3枚の内花被片と3枚の外花被片から六弁花のかたちをしています。
外花被片と内花被片は、交互に三枚ずつあります。
6枚のうち、紫の縦筋の多い3枚が内花被片、少ない3弁が外花被片です。





あれ、ここでは 縦筋の多い3枚が下になってますから 外花被片のようにみえます (@_@)
アヤメやハナショウブの内花被片と外花被片は形状も大きさも異なるのに対し、ニワゼキショウの内花被片と外花被片はほとんど差が見られないのです。




白花のも 紫のと同じくらい生えてます。
白花のニワゼキショウによく似た「オオニワゼキショウ」という仲間がありますが、花が大きいわけではなく、花後に出来る丸い実が少し「オオ」きいだけのようですが、独立した名前があります。
白花のニワゼキショウ、紫のニワゼキショウ、こんなに花弁の色と模様が違っても 名前は同じ「ニワゼキショウ」 なのに。

白花が優性遺伝である。(三河 植物観察)





球形の果実。熟すと「果実は3裂し、種子を出す。」(松江の花図鑑)




ユリ - 西尾市憩の農園

2019-05-28 18:02:54 | みんなの花図鑑

何という名前のユリか 分からなかったので、教えて!goo でお尋ねしました。




回答は 「スカシユリか、LAユリの仲間ですけど、中村農園のホームページとかで似たような品種さがしてみてください。」




「スカシユリか、LAユリの仲間」
これだけ聞けば 十分です(^^)




そもそも「LAユリ」とは 何のこと?? って、検索していけるのですから。

◆ユリの主な交配種のもととなる4種類◆


・オリエンタルユリ(O)
…ヤマユリ、カノコユリ等日本本州原産のユリ。オリエンタルハイブリッドの様々な香りの元となる。


アジアンティックユリ(A)
…エゾスカシユリ、ヒメユリ、オニユリ等北海道朝鮮半島原産のユリ。原種には少ない黄色やオレンジ系が中心。香りはあまりない。



・ロンギフローラムユリ(L)
…テッポウユリ、タカサゴユリ等沖縄を中心にアジア南部に自生するユリ。フローラルスイート(ジャスミン様)の香り。


トランペットユリ(T)
…中国原産のリーガルユリやその近縁種をさす。大輪で香りがよく大変華やかです。強健で病気にも強いためオリエンタルユリとの交配種(OT)を多く生み出している。黄色が中心。


(以上、「LAユリのLAとはなんぞ??」より)



LAユリ とは
 ロンギフローラム(L)・アジアンティック(A)を交配したハイブリッド種
ということなんです。

球根販売専門通販サイト 球根通販センターさんのネット・カタログ中、
スカシユリ・LAユリ(百合) 二色咲
のなかの
 ジラフ
という園芸種が似ていると思いました。




グレビレア - 西尾市憩の農園

2019-05-28 17:44:12 | みんなの花図鑑

グレビレアは 和名を 羽衣の松(ハゴロモノマツ) といい、
12月には こんな 勾玉みたいなつぼみ をつけています。




もっとも 園芸店に出回っている グレビレアには 少なくとも 2種類あり、こちらは グレビレア・ロビンゴードン といいます。
(他の代表種は グレビレア・イエロードロップ




ヤマモガシ科ハゴロモノキ属(グレビレア属)の常緑低木。




開花時期は周年で、花弁のように見えるのは 総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)です。




緑色の葉は、切れ込みが深く松葉のように見えます。



ヘラオオバコ - 川島河川敷公園(矢作川)

2019-05-28 17:27:12 | みんなの花図鑑

オオバコ科、根生葉の形がヘラに似るので ヘラ・オオバコ。




白く目立つのは おしべの葯。





白い花穂の上の 黑っぽい部分は 雌しべ。




ヘラオオバコの花は雌性先熟。
雌しべが咲き上がっていくのを追いかけるように 伸びた雄しべの白い葯が花穂をあがっていく。(神戸の花と木「ヘラオオバコ」)
おしべが下にあることにより、めしべは自家受粉を回避している。




下の褐色部分は めしべの結実した果実部分。


ダイコン - 安城市MT

2019-05-28 16:55:06 | みんなの花図鑑

ダイコンの花だと思うのですが、ちがってたら、また教えてください m(_ _)m




野菜の花って、面白いのがいっぱいありますね。
たとえば、ニンジン、
たとえば、ゴボウ・・・ )^o^(





ゴマの花ジャガイモの花トマトの花・・・




似たのでは、ルッコラ とか \(^o^)/




アブラナ科ダイコン属のダイコン(大根)。別名は スズシロ で 春の七草のひとつです。
英名は
DaikonJapanese radishMooli







ジューンベリー - 西尾市憩の農園ほか

2019-05-28 16:02:11 | みんなの花図鑑

ジューンベリーは近年人気の高い果樹で、名前のとおり、この時期、赤いかわいい実をつけます。




生食もできそうですが、ジャムが一般的なようです。でも、ヒヨドリやメジロが啄みに来るので、彼らとの競争になりそうです。





西尾市憩の農園では 「ジューンベリー」の名で売られてますが、別名を「アメリカザイフリボク」といいます。




この写真は 5月22日撮った デンパークで 「アメリカザイフリボク」と呼んでいる花木です。




同じ花木の 5月13日のようすです。
ジューンベリー(アメリカザイフリボク)は早春、葉の展開に先立ち白い花を咲かせますが、いつも赤い実がついてから気がついてるので、花の写真はありません。




ユスラウメ - 岡崎市MY

2019-05-27 21:08:15 | みんなの花図鑑






ユスラウメも子供のころは「ゆすらんぼ」といって 赤い実が熟すと喜んで食べた。




大きくなって、妻の実家の庭に ユスラウメ を発見して 喜んでとってきて、兄弟や おい・めいたちと食べてみたが、あまり甘くない。
あとになって判ったのだが、あれは ユスラウメではなく 「ニワウメ」だった。




ユスラウメ(山桃桜梅)
学 名:Prunus tomentosa
Prunus(プルヌス)は ラテン語の「plum(すもも)」が語源、tomentosaは  細綿毛のある、という意。





ゆすら梅の名は、木を揺すると、実が落ちることに因むとの説が一般的。



クワ - 岡崎市MY

2019-05-27 20:52:32 | みんなの花図鑑

昔は「桑」といえば、お蚕さんに葉を食べさせる「クワ」しかなかった。クワの実といえば、赤いのはまだまだ、真っ黒になって食べられるクワの実だった。





最近、緑地公園などに「ヤマグワ」というのが植わっている。見たところ、クワにそっくりだが、どうも ヤマグワの実は 花柱が果実になっても残っていて ツンツンしているからとても食べ難いらしい。





シリアに滞在していたころは 休みのたびに農園を散歩していた。ある安息日、散歩していると、背の高い(20mくらいある)桑の木の並木から、クワの実を採取しているところだった。地面にブルーシートを敷いておいて、なんと 長い竹ざおで 叩き落とすのである。





面白いのでしばらく見ていたら、採取を手伝っていた子供が 手のひらに乗っけて、私のところにもってきてくれた。
シリアでは ほとんどジュースにする。とても(砂糖で)甘くしてあり、私は飲まないが、有機栽培ジュースだ、好きな人は 複数ビン 買っていく。
21世紀初頭の話です。



タチヤナギ - 川島河川敷公園(矢作川)

2019-05-27 20:27:16 | みんなの花図鑑

川島河川敷公園に ヤナギの柳絮(りゅうじょ)を見に行った。





でもあたり一面 雪が積もったようには 降っていない。





といって、柳絮がまったくないわけではなく、歩いていると、雪の降り始めのように 高いヤナギの中から 雪がひらひら舞い降りてくるのだ。





その貴重な雪に向かって カメラを構えるが、あまりに小さくて、ピントが決まらない。
(一応中央に 一粒の雪が・・・)