人によって嫌われたり勧められたりする雑学という領域があります。
領域ではないかもしれません。
話のたねの、格好をつけた呼び方でもあります。
XX学に属することが、XX学と呼ばれて値打ちが出るのは、教科の場合だけです。
たとえば経済の実務で、これは経済学に基づいた方法であるなどという説明をすれば、ばかではないかと思われるでしょう。
細切れ知識を持ち出す与太話も、さらっとしてしておけばよいのに、雑学と呼んだのでは、自分が呼んでもひとが呼んでも、わざとらしさや衒いが鼻について面白くないものです。
雑学はだめというのは、そのことを言っているのかもしれません。
学という字が面白さの邪魔になるなら、雑楽ならどうだろうと思いついたので、今回はこれを31回続けてみるつもりです。
さあ、どうなることやら。