大臣が日曜日に病院を視察、それは必要で緊急のことだったのでしょうか。
不要不急の外出を控えよ、とにかく動くなというときに、何かせずにはいられない、それが日本人の弱点です。
美徳としている日常の勤勉は、非常時には勤勉症に反転することがあります。
大臣の視察であれば、お供が随います。
迎えるほうも、だいじな仕事を差し置いても、あるいはようやく得られた休息の時間を返上しても、何人かが応対します。
全く無言の視察はあり得ませんから、顔を合わせれば、それぞれに会話が行われます。
その結果、お供の人がチャイナ肺炎に感染し、大臣は自宅待機ということになりました。
閣僚の仕事というのは、いったい何なのでしょう。